後藤真希、“最近のモーニング娘。”を見て時代を感じる「昔は個性の集まりだった」

ヒット曲『LOVEマシーン』で一世風靡したモーニング娘。は昨年、結成25周年を迎えた。現在、9代目リーダーを務める譜久村聖は9期メンバーだ。3期メンバーでOGの後藤真希から見て、モーニング娘。は時代とともに変化しているという。その後藤が、モーニング娘。の総合プロデュースを務めてきたつんく♂と約15年ぶりに会ったところ、対談で「最近のモーニング娘。」に対する心情を吐露した。

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8月6日放送の『まつもtoなかい』（フジテレビ系）で、つんく♂をはじめモーニング娘。OGでタレントの辻希美、現役メンバーの譜久村聖と共演した後藤真希。収録を終えるとつんく♂の楽屋を訪ね、改めて再会を懐かしんだ。YouTubeチャンネル「ゴマキのギルド」で配信した『約15年ぶりにつんく♂さんにお会いしました。』に対談の様子がおさめられている。


後藤真希と言えば、3期メンバーとして加入するや『LOVEマシーン』のセンターを務めて大ヒットに導いたエース的存在だ。グループを卒業してからもソロで活動を続けている。その後藤をして「最近のモーニング娘。」がDA PUMPのメンバーとダンスでコラボした動画を見て「めちゃかっこいいじゃん」と衝撃を受けたという。

モーニング娘。は、道重さゆみがリーダーを務めていた2012年頃から『ワクテカ Take a chance』や『Help me!!』などで取り入れた、隊列を乱さずに難度の高い振り付けを踊る「フォーメーションダンス」で注目を集めるようになった。その成果がほかの場面でも発揮されていき、DA PUMPと彼らのヒット曲『U.S.A.』を音楽番組でコラボしてキレキレなダンスを披露するなどしていた。


後藤はそんな後輩たちの成長を「最近は時代に合う（キャラクターの）メンバーを揃えて、パフォーマンス力が高くなっている」と評しつつ、「昔はすごい個性の集まりだった。それはそれで、私たちも楽しくやっていたけれど」と全盛期を振り返った。奇しくも『まつもtoなかい』で譜久村聖が思わず「基本、今はいい子たちばかり」と口にしてしまい、辻希美と後藤真希に「今は!?」とツッコまれながら「今の現役の子たちって、本当に優等生ばかり」とフォローされる一幕があった。譜久村としては、辻が加護亜依と2人で「ホテルの廊下をでんぐり返ししながら渡っていた」というエピソードを聞かされて、つい「今はいい子たちばかり」とこぼしたのだろう。


ちなみに、後藤は『テレ東音楽祭2020秋』でAKB48とコラボしたことがある。同番組にはモーニング娘。’20も出演しており、後藤によると当時は「私、こっち（AKB側）に出ちゃってるけど、なんか大丈夫かな」と現役メンバーを気遣ったという。実は譜久村聖も当時のブログで、大先輩の後藤真希がAKB48とコラボすることについて「どんな感じになるんだろう。ドキドキです…！」と綴っており、お互い気になっていたらしい。


つんく♂は、オーディションで原石を見つける秘訣について「ちゃんと歌えるようになるか、リズムが取れるようになるかが大事」と話していたが、彼は特に「16ビート」のノリにこだわることで知られる。後藤真希や譜久村聖はそんな「つんく♂イズム」を継承しているのだ。今回の対談で、後藤に「譜久村と会えたのもよかった」と伝えたつんく♂。いつかは彼女たちが一緒にパフォーマンスする日を楽しみにしているかのようだった。

画像2枚目は『譜久村 聖/モーニング娘。’23　2023年8月6日付Instagram「フジテレビさん「まつもtoなかい」に出演させていただきました」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）