広島、堂林が同点2ランも…中日に勝ち切れずドロー、阪神と6ゲーム差に広がる

中日 3 − 3 広島
＜16回戦・バンテリンドーム＞

　4連敗中の広島は今季3度目の引き分け。8連勝とした首位・阪神とのゲーム差は「6」に広がった。

　先発の野村は初回、安打と死球でいきなり無死一、二塁のピンチを招くと、3番・宇佐見に中前適時打を浴びあっさり先制点を献上。続く石川昂には中犠飛を許し2点目を失った。4回は6番・細川にソロ被弾。5回6安打3失点でマウンドを降りた。

　打線は2点を追う3回、下位打線のチャンスメイクで無死満塁の好機を迎えるも、1番・菊池が二ゴロ併殺に倒れ得点は1点止まり。再び2点ビハインドで迎えた7回は一死一、三塁としたが、代走・大盛が二盗に失敗し反撃ムードはしぼんだ。それでも二死三塁で8番・堂林が大仕事。中日3番手・勝野のストレートを完璧に捉えた打球は、左翼席中段に突き刺さる同点の5号2ランとなった。

　3−3のまま迎えた延長12回は二死から3連続四球で満塁としたが、最後は代打・野間が空振り三振。直近の4試合で42失点だった投手陣は先発・野村の3失点のみにとどめたが、この日は救援陣の粘りに打撃陣が応えられなかった。