近年、深刻な財政難に陥っているバルセロナは、2022年にクラブの資産売却による解決を試みた。しかし、“4つ目のレバー”となるはずだった『Barça Studios』の売却について、当初の売却先だった『Orpheus Media』と『Socios』からの入金が滞ったことで、一時ラ・リーガへの選手登録などができなくなる状況に。最終的に、バルセロナは『LIBERO Football Finance AG』と『NIPA Capital B.V.』に売却先を変更した。
これにより、レバーは無事作動することになりそうで、全選手の登録や新たな補強も可能となる模様。そこでにわかに現実味を帯びてきたのが、2017年にPSGへと去っていったネイマールを復帰させる案だ。
現時点で復帰の可能性は不透明ではあるものの、今シーズンにバルセロナの新キャプテンとなったS・ロベルトは「最近、ネイマールと会って会話をした」と明かしている。S・ロベルトは「プライベートだから」として話した内容の詳細は明かさなかったものの、次のように語っている。
「ネイマールは戻れる可能性があることに興奮しているのだろう。彼は僕たちに多くのものをもたらしてくれるだろうけど、最終的に物事を決めるのは僕ではない。彼が来るか来ないかを決める責任者が、クラブにとって何が最善かを決めるだろう」
なお、8日に行われたジョアン・ガンペール杯のトッテナム戦後、ネイマール復帰の噂について意見を求められたバルセロナのシャビ監督は「ネイマール？ 私には何も決められない。昨年、私が他チームの選手の名前を言ったら怒られたしね。移籍市場が閉まるまでの間、どうなるか見てみよう」と言及を避けている。
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