リヴァプールとの争奪戦の末、チェルシーが若き逸材を獲得した。チェルシーの発表によると、ラヴィアは2030年6月30日までとなる7年間の長期契約を締結。背番号は「45」に決まった。移籍金は明かされていないものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、5300万ポンド（約98億円）に500万ポンド（約9億円）の追加オプションが付随した、総額5800万ポンド（約107億円）の見込み。なお、イギリスメディア『アスレティック』によると、ラヴィアとサウサンプトンの契約には売却条項が設定されていることから、古巣マンチェスター・シティにサウサンプトンが得た利益の20パーセントが支払われることになるという。
ラヴィアは2004年1月6日生まれの現在19歳。母国の名門アンデルレヒトで育つと、2020年夏にマンチェスター・シティのアカデミーに加入し、2021−22シーズンにはトップチームでも公式戦2試合のピッチに立った。昨年夏にはサウサンプトンへ完全移籍加入。昨シーズンはハムストリングの負傷により離脱する時期もあったものの、公式戦34試合に出場して1ゴールを挙げた。サウサンプトンは降格の憂き目を見たものの、ラヴィア個人としてはインパクトを残すシーズンとなっていた。また、今年3月に行われた国際親善試合のドイツ代表戦では、記念すべきベルギー代表デビューも飾っている。
完全移籍加入に際し、ラヴィアはチェルシーのクラブ公式HPを通してコメントを発表。加入が決まったことを受けての率直な心境を明かしている。
「チェルシーに加入し、このエキサイティングなプロジェクトの一員になれて本当に嬉しい。チェルシーは素晴らしい歴史を持つ偉大なサッカークラブだ。ここで新たなシーズンを始めるのが本当に楽しみだよ」
「新しいチームメイトのみんなにも早く会いたいと思っている。一緒に素晴らしいことを成し遂げるため、チーム全体で化学反応を起こすのが待ちきれない」
また、チェルシーの共同スポーツ・ディレクターを務めるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏も以下のような言葉でラヴィアに期待を寄せた。
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かねてよりラヴィアにはリヴァプールが熱視線を送っていたものの、最終的には選手自身がチェルシー行きを決断する形で、“注目銘柄”の新天地が決定した。チェルシーは14日、ブライトンよりエクアドル代表MFモイセス・カイセドの完全移籍加入も正式発表している。1週間の間で中盤の大幅な戦力強化に成功した。
【動画】チェルシーがラヴィア加入を正式発表！
Introducing a new Blue! 🔵 pic.twitter.com/vdHynMOMti— Chelsea FC (@ChelseaFC) August 18, 2023
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