歩きやすい地域は母子の健康を向上させる

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2023年08月24日 00:01  妊活・卵活ニュース

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ウォーキングが妊娠に与える影響
8月17日、ニューハンプシャー大学の研究チームは、歩きやすい地域に住む妊婦は日常生活で歩く機会が多く、早産、低出生体重児、妊娠糖尿病、高血圧リスクが軽減すると発表した。

歩道、公園、遊歩道が多く、歩行環境が整備されている地域では歩きやすいというだけでなく、歩く行為が促進される。その結果、歩きやすい地域に住む妊婦は体を動かす傾向にあり、母子の健康が向上するという。

なお、研究論文は「Economics and Human Biology」に掲載されている。

居住環境の歩きやすさと妊婦の運動量における関連性
妊娠糖尿病は低出産体重児や早産のリスクを高め、妊娠合併症を引き起こす。それゆえ、妊娠中は、ウォーキングなどの中程度の運動をすることが理想とされる。

今回、居住環境の歩きやすさと妊婦の運動量には関連性が認められた。「Walkability Index(不動産の立地環境や周辺の都市アメニティ充実度を表す指標)」が10ポイント上昇すると、1週間あたりの運動量が70分以上増えるという。

また、正期産の可能性は0.8%高まり、妊娠数週(在胎期間)は0.07週延長される。出生体重は27g増加し、妊娠糖尿病リスクは27%、高血圧リスクでは16%減少する。

ウォーキングと妊娠中の体重増加における関連性は不明であるものの、研究チームは、ウォーキングが妊娠に与える影響は有益であると結論付ける。

(画像はプレスリリースより)

University of New Hampshire

このニュースに関するつぶやき

  • これ考えると道路が整備された都内とか一番かも。車社会の田舎行くと、歩道もなく車が通ることしか考えられてない道多くて、歩行者は命がけで道路の端を通るしかなくて危なくてとても歩けなかったりする。
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