ショー離脱で左SB不足のマンU、チェルシーDFククレジャ獲得を検討？

　マンチェスター・ユナイテッドが、チェルシーに所属するスペイン代表DFマルク・ククレジャ獲得を検討しているようだ。

　マンチェスター・ユナイテッドは24日、イングランド代表DFルーク・ショーが筋肉系を負傷したことにより、数週間の離脱が予想されていることを発表。すでに同じく左サイドバック（SB）でプレーするオランダ代表DFタイレル・マラシアも負傷離脱していることから、26日のプレミアリーグ第3節ノッティンガム・フォレスト戦では右SBが本職のポルトガル代表DFディオゴ・ダロトを左で起用するなど、苦しい台所事情となっている。

　そこで左SBの層を埋めるため、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・ユナイテッドはククレジャの獲得を検討しているという。具体的な交渉やオファーはまだ行われていないものの、レンタル移籍の条件などを尋ねるためにチェルシーと連絡を取ったことが伝えられている。

　なお、マンチェスター・ユナイテッドは高額な資金を投じずに左SBを獲得することを望んでおり、3人の候補を挙げている模様で、まだククレジャ獲得に正式に動くかは決めておらず、今後の動向には注目が集まっている。

　昨夏に5600万ポンド（約103億円）＋ボーナス700万ポンド（約13億円）と見られる移籍金でブライトンからチェルシーに加入したククレジャは、高額な移籍金に見合うパフォーマンスを見せることができず、チームの成績と相まって批判されることもあった。

　今シーズンはU−21イングランド代表DFレヴィ・コルウィルの復帰や新戦術を採用していることなどから、プレミアリーグ開幕からの3試合はすべてベンチ入りするにとどまり、出場機会はない。果たして加入からわずか1年でチェルシーを離れることはあるのだろうか。