元RMKクリエイティブディレクターKAORIが大人のセミクチュールブランド「カロンホワイト」立ち上げ

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2023年08月28日 18:42  Fashionsnap.com

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KALONWHITE ヴィジュアル

Image by: KALONWHITE
 世界を舞台に活躍し、「アールエムケー(RMK)」の前クリエイティブディレクターでメイクアップアーティストのKAORIが、大人のためのオケージョンブランド「カロンホワイト(KALONWHITE)」を9月14日にローンチする。これまで培ってきた美的感覚をドレスに落とし込み、時代に流されることのない“本物”を取り揃えた、シルク素材のみを使ったセミクチュールブランドを展開する。

 KAORIは1998年にニューヨークに渡米して以来、日本との2拠点で活動。2013年にRMKのクリエイティブディレクターに就任し、2020年まで約8年間ブランドの総指揮を執った。長年の経験でカラーパレットや美しさに対して感じていたことを具現化し、これまで培った色彩と美的感覚を落とし込んだウエアブランドの立ち上げた。
 ブランド名「カロン」は、古代ギリシャの美に関する言葉で、そこに何にも染まらず、物語のスタートにふさわしい「ホワイト」のキーワードを添えた。カロンホワイトのドレスは「人生」をテーマに、主人公がその幕を下ろす時まで、ドレスとともに自分の「カロン(真の美しさ)」を表現し、ドレスを通して、日常の中で生まれる記憶を「私物語」としてつづることを提案する。
 デビューアイテムとして3型のドレスをラインナップ。ブランドネームにちなんだシグニチャードレス「KALON flow dress」(税込30万8000円〜)は、一枚布から作られた古代ギリシャの服飾と日本の伝統である和着物を彷彿とさせるようなデザインに仕上げた。「Butterfly dress」(同15万4000円〜)はスリップドレス風のベーシックな1着で、「Ageless dress」(同19万8000円/いずれも参考価格)はエレガントな印象のペンシルシルエットにさりげなくユニークなディテールを取り入れた。一部のドレスの丈や襟ぐり、リボンなどは調整可能で、別売りのセットアクセサリーなども用意。オケージョン・デイリーのどちらでも楽しめるような仕様になっている。生地にはアレルギーを起こしにくく、通気性や保湿性が高いと言われているシルクを採用。数回の色染めが可能で、ライフスタイルや感性の変化に合わせて色染めして長く着用できるようにしたという。今後は年内に2型を追加予定。
 今後、アイテムを試着できる展示会を開催予定で、公式サイトやSNSで詳細を発表。注文は展示会やオンラインで受け付け、納品は受注から約2ヶ月後となる。
 これまでの経験を振り返り、KAORIは、「私が、RMKクリエイティブディレクター就任中に提唱し続けてきたメッセージのひとつに、『顔とボディをつなげよう』というものがありました。2017年には正式なブランドコンセプトとして〈カラークローゼット〉=カラーは色であり個性でもあり、クローゼットは自由に気ままにその日の自分を選ぶ。という意味を込めて打ち出しました。カラーメイクを楽しみながら“もっと〈私らしさ〉を表現しよう”と発信するようになりました」とコメント。
 続けて「当時は『カラーメイクを楽しむ』というと、消費者も化粧品業界自体も、『雑誌の世界のもの=実際には楽しめない』と思い込んでいた時代。だからこそ、私はその概念を刷新するため、毎回のコレクションに、一般女性が毎日のリアルな生活の中でメイク遊びを楽しめるような仕掛けを忍ばせてきました。そしてありがたいことに、この8年間で街中の女性たちがみるみるうちにカラーメイクを楽しむような市場へと変化していくのを目にすることができました。これは私にとって、生涯忘れることのできない体験となったのと同時に、次なる可能性を追求したいと強く願う新たな探究心を刺激することとなりました」と振り返った。
 また、「私にとって、このシルク100%のドレスブランドを生み出すことは、〈カラークローゼット〉コンセプトの延⻑線上における次なる挑戦だと考えています。カロンホワイトでは、単なるドレスデザインから販売に留まらず、セミクチュールのシルクドレスを通して、顔とボディ、そして精神・ハートの融合から生まれる、ホリスティックな美と輝きを追求したいと考えています。カラーメイク同様、色やニュアンス(シルエット)を変化させながら、一人ひとりの女性の「私らしさ」の表現を応援するブランド。『女性の一生』をテーマに、着る人のライフステージに寄り添うブランドとして、一緒にお楽しみいただければ光栄です」と語った。
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