チャールズ国王、アンドルー王子を再び王室に歓迎 ウィリアム皇太子の意向を覆す

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2023年08月30日 20:01  Techinsight Japan

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チャールズ国王、アンドルー王子を再び王室に歓迎か。スキャンダルを受け、アンドルー王子は宮殿から追放されていた(画像は『The Royal Family 2023年8月5日付Instagram「A wonderful day at the Mey Games!」』のスクリーンショット)
チャールズ国王がウィリアム皇太子の意向を覆し、公務から退いたアンドルー王子を再び王室に歓迎したと報じられた。先日にはスコットランドのバルモラル城で、ウィリアム皇太子とアンドルー王子が同じ車両に乗る姿がキャッチされた。ある関係者によると、ウィリアム皇太子は公の場でアンドルー王子といるところを目撃されるのを望んでおらず、「皇太子は自由に振舞う翼を切り取られてしまった」と語っている。

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アンドルー王子は2019年、未成年少女の人身取引容疑で逮捕され拘留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告との交友関係が発覚後、王室公務から退いた。

2021年8月には、当時17歳だったバージニア・ジュフリーさんに対する性的虐待疑惑で民事訴訟を起こされた。アンドルー王子はこれらの容疑を否定したものの、チャールズ皇太子とウィリアム王子(以下、ともに当時)は、アンドルー王子から軍の称号やパトロンの役職などを剥奪するよう、エリザベス女王に働きかけていた。

そしてバッキンガム宮殿は2022年1月、アンドルー王子が授与した軍の名誉職と慈善団体のパトロンの役職などを剥奪すると発表。翌2月には、バージニアさんによる民事訴訟をめぐり示談金を支払うことで和解した。

しかしウィリアム王子は、アンドルー王子が示談金を支払った後も、同年6月に英ウィンザー城で開催する恒例行事「ガーター勲章叙任式」のパレードに参加するのであれば、自分はボイコットすると主張したと報じられていた。

当時、エリザベス女王はアンドルー王子の参加を希望していたが、チャールズ皇太子とウィリアム王子が世論の反発を恐れたことから、アンドルー王子は急遽出席を取りやめた。

2022年9月に女王が崩御後、君主に即位したチャールズ国王は、現役の王室メンバーでないアンドルー王子を国務参事官の役職から外し、バッキンガム宮殿にオフィスを構えたり宮殿の住所を文書に使用することを禁じた。

しかしその後、チャールズ国王は何度かアンドルー王子と会話をしており、現役王族として復帰すべきではないが、家族の一員として迎え入れるべきだと決めたという。

チャールズ国王は現地時間21日にスコットランドのバルモラル城で恒例の夏季休暇を開始した。27日には王室上級メンバーが到着し、国王とカミラ王妃夫妻の休暇に参加した。

この日、現地ではアンドルー王子がウィリアム皇太子夫妻と同じ車両に乗り、教会での朝礼拝に向かう姿がキャッチされていた。


これを受け、英メディア『The Mirror』は現地時間29日、チャールズ国王がウィリアム皇太子の意向を覆し、アンドルー王子を再び王室に歓迎するよう、王室メンバーに命じたと報じたのだ。

ある関係者によると、ウィリアム皇太子はエリザベス女王の国葬とチャールズ国王の戴冠式以外、公の場でアンドルー王子と一緒にいるところを目撃されるのを望んでいなかったという。

しかしチャールズ国王が考え直したため、「ウィリアム皇太子は、自由に振舞う“翼”をいくらか切り取られてしまったのです」とその嘆きを語った。


バルモラル城の関係者は同メディアに対し、アンドルー王子が朝礼拝に出席するため、どのような形で教会に移動するかについて混乱があったと明かしている。

その結果、アンドルー王子は未来の国王であるウィリアム皇太子が運転する車両の助手席に乗せられ、王室上級メンバーが集まる教会へと向かった。

別の情報筋は、この事実について「彼(アンドルー王子)が望んでいた以上のことだったでしょう」と述べている。

画像1〜3枚目は『The Royal Family 2023年8月5日付Instagram「A wonderful day at the Mey Games!」、2018年11月14日付Instagram「@hrhthedukeofyork launched the Inspiring Digital Enterprise Awards’ Silver Badge yesterday.」、2023年4月2日付Instagram「Proudly marking the end of the @queensgreencanopy project」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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