ロッテ・安田尚憲「なんとか盛り返せるように」勝負の9月、打ちまくれ!

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2023年09月02日 09:52  ベースボールキング

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ロッテ・安田尚憲 (C) Kyodo News
 ロッテの安田尚憲はプロ6年目で自身初となるオールスターゲームに出場し、オールスター明けはさらなる活躍が期待された中で、8月の月間打率は.153、0本塁打、4打点、オールスター明けは32試合、打率.185(108−20)、0本塁打、7打点だ。

 「8月は全然ダメなのでもう少しなんとかしないとなと思います」。

 ブロッソ―が途中加入し、8月は一塁で出場することが多くなった。慣れ親しんだ三塁から一塁での出場となったことも、打撃の状態に関係しているのだろうかーー。

 「僕はそこは関係ないと思っていますけど、シンプルに技術的な部分を改善しないといけないところがありましたし、その辺は8月苦しんだ部分かなと思います」。ポジションが変更になったことを言い訳することなく、技術不足だと自己分析した。

 ただ苦しみながらも、積極的に初球から打ちに姿勢は変わらずに見られた。

 「積極的にいくのはもちろん大事なんですけど、積極性の履き違いをなくして、打たなくていいボールは打たなくていいという感じでいきたいと思います」。


◆ 構えを修正

 本物のレギュラーになるためには、不調の波をいかに少なくするかがカギとなる。

 「8月は結果を残さないといけないという焦りがありつつ、打つべきボール、打たなくていいボール、何でもかんでも振っていたところがあるので、その辺は修正してやっていけたらなと思います」。

 特に8月後半の安田の打撃を見ていると、外角を中心に攻められている印象を受けた。安田自身、攻められ方が変わったりしているなと感じたりしているのだろうかーー。

 「そうですね、8月の最初はインコースを攻められて今は確かにそこが多いですね」。

 打撃フォームも8月30日の日本ハム戦からバットを担ぎ気味の構えに変わった。

 「それは監督、コーチのアドバイスもあって担いで、構えてみようという話になりました」。8月30日の日本ハム戦では0−1の4回二死三塁の第2打席、ポンセが3ボール2ストライクから投じたカーブを早速ライト前に同点となる適時打を放ち、同日の9回の第4打席も打ち取られたが、田中正義のストレートを捉えたあたりの左飛だった。

 「8月30日の日本ハム戦はいい感じで打てたので、この感じを継続してちょっとやっていこうかなという感じです」。

 安田の状態が良い時というのは、左中間、右中間に強い当たりが出ている時。「コンスタントにそういう打球が打てている時は良い時なので、いい時を思い出せるようにやっていけたらなと思います」。

 ロッテは現在首位・オリックスと8.5ゲーム差の2位、大逆転優勝に向けて負けられない戦いが続く。その中で、ポイントゲッターとして期待される安田が打てば、得点力はさらに上がっていく。 「後半戦は苦しんでいる部分がたくさんあるので、9月はなんとか盛り返せるように頑張りたいと思います」。チームのために、そして安田自身のために、大事なシーズン最終盤の9月は打ちまくって欲しい。

取材・文=岩下雄太

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  • 岩下君、ポイントゲッターは「ポランコ」だったね?お前の見識の無さを露呈したな。
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