マンUに不安材料…今夏加入のMFアムラバト、負傷でモロッコ代表から離脱

　マンチェスター・ユナイテッドは8日、MFソフィアン・アムラバトが負傷によりモロッコ代表を離脱したことを発表した。

　アムラバトは、今月のアフリカネーションズカップ予選2試合に臨むモロッコ代表メンバーに選出。しかし、活動中の負傷によってチームを離脱することが決定し、現地時間9日のリベリア戦および12日のブルキナファソ戦を欠場することとなった。なお、モロッコサッカー連盟（FRMF）はアムラバトの離脱を受け、ウィダード・カサブランカ（モロッコ）所属のMFヤフヤー・ジャブラーヌの追加招集を発表している。

　現時点で負傷の箇所や程度などの詳しい情報は明かされていない。8日にイギリス紙『デイリーメール』が報じたところによれば、インターナショナルウィーク後の初戦となる現地時間16日のプレミアリーグ第5節ブライトン戦では、欠場を余儀なくされる可能性があるという。また、今回の負傷との関連性は不透明だが、イギリスメディア『アスレティック』は、マンチェスター・ユナイテッド加入時のメディカルチェックにて、アムラバトの背中に軽度の負傷が確認されたことを伝えている。

　現在27歳のアムラバトは守備的MFを主戦場とするプレーヤー。ユトレヒトのアカデミーで育成年代を過ごし、2015年夏に正式にトップチーム昇格を果たした。その後はフィオレンティーナやクラブ・ブルッヘ、ヴェローナ、フィオレンティーナでプレー。今夏の移籍市場で買い取りオプション付きレンタルでマンチェスター・ユナイテッドに加入した。

　また、2017年3月にデビューを飾ったモロッコ代表では、ここまで国際Aマッチ通算49試合に出場。昨年のFIFAワールドカップカタール2022では全7試合にフル出場し、アフリカ勢初となるベスト4進出に大きく貢献した。

　プレミアリーグ開幕後の4試合を2勝2敗で終えたマンチェスター・ユナイテッドは現在、オランダ代表DFタイレル・マラシア、元フランス代表DFラファエル・ヴァラン、イングランド代表DFルーク・ショー、同MFメイソン・マウントら主力に多くの負傷者を抱えている。今後は過密日程に突入するなか、アムラバトの状態に注目が集まる。