東洋大のドラフト上位候補左腕・細野晴希が8回0封で今季初白星「絶対に取りたいという気持ちが強かった」

【東都大学野球・秋季リーグ戦】
○ 東洋大　6 − 0　日大 ●
（22日・ZOZOマリン）

　東洋大が日大に完封勝利を収め、勝ち点2とした。ドラフト上位候補の細野晴希投手（4年・東亜学園）は8回無失点の快投で今季初白星を手にした。

　味方のミスも動じなかった。1点リードの5回、2者連続で失策出塁を許したが「一人一人、丁寧に抑えていくことをテーマに投げました」。7番・高垣を三振に斬ると、続く角田、代打・上加世田をともに内野フライに打ち取った。7、8回も得点圏へ走者を進めたが、三塁を踏ませない投球で得点を与えず。8回114球を投げ、相手打線をわずか2安打封じ、エースとして仕事を全うした。

　今季初登板初先発となった日大との1回戦では黒星を喫したが、「2戦目にみんなが勝ってつないでくれたので、今日は絶対に取りたいという気持ちが強かった。途中まで接戦だった試合を取れたことは1部、2部関係なく嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。日大の片岡昭吾監督は「細野くんが上回った。やはり素晴らしいピッチャーだと思います」と脱帽した。