海岸を歩く女性に雷直撃、そばにいた男性も犠牲に 周囲は悲鳴(メキシコ)<動画あり>

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2023年09月25日 16:31  Techinsight Japan

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メキシコのミチョアカン州マルアタ・ビーチで現地時間15日、落雷直前の様子。空は黒い雲に覆われていた(画像は『Angel Rock-lover Pakito 2023年9月19日付Facebook「SEP/2023.
世界では年間1000人ほどが落雷の被害に遭うと言われているが、このほどメキシコのビーチで雷に打たれて男女2人が死亡する事故が発生した。落雷の瞬間は当時、その場にいた海水浴客と思われる人物が撮影しており、動画がSNS上で拡散され、衝撃が広がっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

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メキシコ中西部に位置するミチョアカン州のマルアタ・ビーチで現地時間15日の午後2時20分頃、グアナフアト州から夫と訪れていたエルヴィア・デ・ヘススさん(Elvia de Jesús、33)と、コリマ州テコマン出身のフェリックス・アンドレスさん(Félix Andrés)という男性が、落雷によって亡くなった。

当時、その場にいた人が撮影した動画には、偶然にも2人が落雷を受けた瞬間が捉えられていた。動画には、迫りくる雷雨から避難しようと天蓋付きのビーチハウスに逃げ込む人の姿が映っており、空には稲妻が走り、波が徐々に高くなりつつある様子が見て取れる。

そして、カメラが海岸を歩いているエルヴィアさんの姿を捉えた直後、大きな轟音とともに稲妻が彼女を直撃し、稲妻は砂浜を滑るように移動して、そばにいたフェリックスさんにも直撃した。落雷を受けた2人はその場に倒れ込み、周囲からの悲鳴が聞こえてくる。またカメラが大きく揺れていたことから、撮影者も動揺を隠しきれなかったようだ。


メキシコのニュースメディア『La Verdad Noticias』によると、エルヴィアさんが落雷を受けた後、先に海から上がっていた夫のロベルトさん(Roberto、34)が駆け寄って心肺蘇生を施したが、到着した救急隊によってその場で死亡が確認された。一方のフェリックスさんは、搬送先の病院で息を引き取った。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、米国内では年間約4000万件の落雷が発生し、雷に打たれる人の確率は100万分の1以下とのことだ。また、落雷の被害に遭った人の9割が生存しているそうだ。しかし日本の気象庁ホームページによると、積乱雲から直接人体に落雷する「直撃雷」を受けた場合、約8割の人が死亡するという。



画像は『Angel Rock-lover Pakito 2023年9月19日付Facebook「SEP/2023., Imágenes impactantes de como un rayo impacta!」』『New York Post 2023年9月19日付「Video shows terrifying moment lightning strikes beach ― killing two as it travels up sand」(Angel Rock-lover Pakito/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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