広島、完封勝利＆貯金10で2位確保へ前進　床田8回途中5安打無失点で11勝目

○ 広島 2 − 0 中日 ●
＜24回戦・マツダスタジアム＞

　完封勝利の2位・広島は再び貯金10。巨人に勝利した3位・DeNAとの1.5ゲーム差をキープした。

　自身3連敗中の先発・床田は初回から安定した投球。2点リードの5回は一死満塁のピンチを招いたが、遊撃・小園、二塁・菊池の素早い連携にも助けられ、3番・カリステを遊ゴロ併殺に仕留めた。

　この日は野手陣が3失策を記録するなどバックに足を取られる場面もあったが、8回途中5安打無失点と仲間のミスをカバーする力投。完封で自身初の2ケタ勝利を挙げた8月17日の阪神戦（マツダ）以来の白星となる今季11勝目（6敗）を手にし、この日は9番打者しても3打数3安打とファンを沸かせた。

　打線は初回、1番・小園の中越え三塁打などで無死一、三塁の好機を作り、復帰した3番・西川の二ゴロの間に先制。さらに二死三塁で5番・坂倉が、一塁線突破の適時二塁打を放ち2点目を加えた。

　2回以降はチャンスでなかなか追加点を奪えない展開となったが、初回の2得点を投手陣が死守。床田、島内、栗林の完封リレーで勝利を飾り、最後を締めた栗林は17セーブ目（3勝7敗）をマークした。