退任の巨人・原辰徳監督「一言ではね…」ハンカチで目元を拭う場面も

　巨人の原辰徳監督が今季限りで辞任し、来季から阿部慎之助ヘッドコーチ兼バッテリーコーチが新監督に就任することになった。

　原監督はシーズン最終戦となった4日のDeNA戦後に報道陣の取材に応じ、「なんか一言ではね…」と、ハンカチで目元を拭う場面も。「今日に関しては初めて私的なみんな勝ってくれと、見事に応えてくれた」と1−0で勝利した選手たちを褒め称えた。

　また原監督は「（試合中のベンチの中で）自分の中でどこかに最後だというのはあったんでしょうね。やや違う目線になっているかもしれないし、自分では一緒と思っているんだけど、選手が懸命にやってくれているという感じでね、これが来季阿部新監督の下、やってくれることを願うと、やってほしいなと思いましたね」と話した。

　来季から指揮を執る阿部新監督について原監督は「経験値、選手としては彼に凌ぐ人はいない。しかし、指導者、リーダーという部分においては年数的には長いかのか、短いかというのは非常に難しいところ。でも必ず生かしてくれると思いますね」と期待した。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司）