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前回からの続き。
数年前の話です。私はミサキ、パート主婦です。わが家は現在、夫ヒロアキと義母の3人で暮らしています。夫も私も仕事をしていますが、基本的に日々の細かい介助は私がしています。ただ私だけでは手一杯なので、デイサービスやヘルパーさんにもお世話になっている形です。しかし、ある日夫が嬉々として「母さんを思い出の温泉に連れて行きたいんだ!」といいだしました。詳細を聞くと「義母と同じ部屋」で「温泉は私が義母を介助しなければいけない」という状況。私の負担が大きすぎることを夫はわかって旅行計画しているのでしょうか……? 「勘弁して」
サホコさんの家はわが家とそれほど遠くありません。夫が「サホおばちゃん」と呼んで昔から懐いている存在です。
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夫はサホコさんという味方を得て、ここぞとばかりに温泉の話を始めました。しかし……。
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夫は反対されることはまるで想定していなかったのでしょう。驚いた様子です。私はサホコさんに応戦してもらえて、助かりました。しかも介護経験があるので説得力がちがいます。
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「よくぞ言ってくれました!!」私は心のなかでサホコさんに拍手喝采です。夫は信頼をおくサホコさんに一喝されてぐうの音も出ません。
なによりも、介護は現在進行系で毎日続いているもの。決して嫌な気持ちだけではやっていないけれど、大変なことも確かです。夫にやって当たり前だと思われていることはとても辛いのでした。
「冷たい人は同居も介護もやらないよ」、この一言で、私の今までの苦労が少し報われた気持ちになりました。
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これからもしばらく義母の介護は続きそうですし、今後も似たような場面が出てくるでしょう。今回はサホコさんのおかげで話がうまく運びましたが、毎回サホコさんに頼るわけにもいきません。しかし今回の一件で夫も介護がどれほど大変なことなのか、少しは分かってくれたようです。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・さど
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