強風&極寒のラップランドロケ!過酷撮影裏『SISU/シス 不死身の男』メイキング映像

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2023年10月10日 19:02  cinemacafe.net

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『SISU/シス 不死身の男』©2022 FREEZING POINT OY AND IMMORTAL SISU UK LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
フィンランド発バイオレンスアクション『SISU/シス 不死身の男』よりメイキング映像が到着した。

1944年第二次世界大戦の末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼かれたフィンランドを舞台に、金塊を掘り当てた男とナチス軍の死闘を描く本作。予告映像が発表されると、SNS上でも話題沸騰、公開前からすでに多くの映画ファンから注目を集めている。

本作最大の魅力ともいえるのが、主人公の<絶対に死なない男>を演じたヨルマ・トンミラの圧倒的な存在感と演技力、そして体当たりのアクション。セリフが一切ないにも関わらず、物語を導く説得力で観る者を魅了する。

この度解禁されたメイキング映像では、不屈の魂“SISU”を見せ過酷な撮影に臨むヨルマはじめキャスト陣、スタッフの様子が映し出されている。

撮影が行われたのは晩秋のフィンランド、ラップランド地方。北極海から吹き付ける冷たい強風が吹き荒れ、地雷や機関銃で爆煙を上げても、あっという間に消えてしまう。

兵士役のヘルメットさえ吹き飛ぶ烈風のなか、スタッフはスキー用のゴーグルをつけ、防寒具に身を包み、寒さ対策万全だが俳優たちはズタボロの軍服のみ。ナチ役のひとりは常に上半身裸だ。さらに、雪さえも舞う極寒のなか、主演のヨルマ・トンミラは水の中へ! 演技中凍えてしまわぬよう意識を集中させていたという。

撮影当時62歳だったヨルマ。正直、体力的に不安もあったというが、脚本を読み、フィジカルを鍛えるトレーニングを開始。そしてクライマックスでは、ツルハシ1本で飛行機にしがみつき、せまい機内での肉弾戦はスタント無しで体当たり演技を披露している。

製作陣は古い機体をスタジオに吊るし、実際にヨルマは不安定なその機体にぶら下がって演技をしたという。せまい機体での攻防戦では実際に敵役の俳優、アクセル・ヘニーが足を滑らせ、爆弾を投下する穴に落ちてケガをするというアクシデントもあったというが、若い頃にカラテの稽古に打ち込み、実際に軍隊生活も経験した身のこなしとこの眼力で迫力満点のシーンを撮り切った。

「他のケタ違いの大作に負けたくなかった」とも語っているヤリマル・ヘランダー監督の言葉通り、ハリウッド大作にも引けを取らない、オリジナリティとエネルギーに満ちたアクションシーンに仕上がっている。

『SISU/シス 不死身の男』は10月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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  • 『5時夢』で中瀬親方がオススメしていて、面白そう。『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を思わせる“B級ジャンルのS級エンターテイメント”感。地元シネコンで上映してくれるの有り難い。
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