当て逃げ疑いで活動自粛のフジモン、復帰での“吉本の通例”をパクれない切実な理由

0

2023年10月13日 16:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

藤本敏史

 10月11日の夜、お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史が当て逃げ事故を起こしていた疑いがあるとして当面の間、芸能活動を自粛することを吉本興業が発表した

10月4日の正午ごろ、渋谷区の交差点で藤本さんが運転していた車がほかの車両と接触する事故が発生しました。しかし、警察に申告することなくその場を離れてしまったそう。現在も警察による捜査が行われており、藤本さんは被害者に直接謝罪を行ったといいます」(スポーツ紙記者、以下同)

吉本芸人はネタで復帰が定番コース

 同じ“当て逃げ”として、2016年にNON STYLEの井上裕介が起こした事故も蒸し返され、SNSでは“ノンスタ井上”というワードがトレンド入りした。

「井上さんは、2016年12月に当て逃げ事故を起こし、書類送検されました(のちに不起訴)。しばらく芸能活動を停止し、2017年3月7日に記者会見を開いて謝罪。

 そして、事故からおよそ4カ月たった同年3月30日に東京・ルミネtheよしもとで開催された、相方である石田明さんのイベントにサプライズ出演。漫才を披露し、芸能活動を再開させました

 井上と重ねて、藤本の復帰がどうなるのかを心配する声が多く上がっている。これまで、不祥事を起こした吉本芸人たちは、復帰する際に“ネタ”から活動を本格化させるケースが多かった。

2019年の闇営業問題で謹慎していた2700やスリムクラブなどは、それぞれ吉本の劇場でのネタ出番で復帰しました。2017年に2度の交通事故を起こしたインパルスの堤下敦さんは、2018年10月に活動を再開し、キングコング梶原雄太さんのYouTube『カジサックチャンネル』で謝罪。

 11月にはフジテレビ系のお笑い番組『ネタパレ』でコンビでネタを披露してテレビ復帰。その後、2022年に再び交通事故を起こすまでは、徐々にほかの番組への出演も増えていました」(芸能記者、以下同)

 さらに、税金の申告漏れで2019年10月から芸能活動を自粛していたチュートリアルの徳井義実は……。

「2020年3月の活動再開後、最初のメディア出演はコンビの冠ラジオ番組でした。その翌週に、ルミネtheよしもとで行われていた配信寄席で漫才を披露。

 当時は新型コロナウイルスの感染が拡大しはじめたばかりでしたが、まずは芸人の本分でもあり、基本に立ち返ってゼロからやり直すという意味でも“ネタから再スタートさせる”というのが、吉本の基本的な考え方なのでしょう

 しかし、藤本にはこの“通例”が成り立つか、不安視されているという。

近年のFUJIWARAは、ネタよりもバラエティー番組などでの活動に注力していましたからね。吉本の劇場での出番では、いつも『ヒーローショー』というおなじみのコント1本で勝負していました。このお決まりのコントで復帰するとしても、漫才とは違ってイジってオイシくするのもちょっと難しいような……」(放送作家、以下同)
 
 では、考えられる復帰の道は?

劇場でネタを披露するよりも、仲が良くて共演の機会も多いロンドンブーツの2人や有吉弘行さんなどに、バラエティー番組でイジってもらうほうが、藤本さんの本領も発揮できてよいかもしれませんね

 いずれにせよ、藤本の復帰には“ヒーロー”が欠かせないようだ。

    ニュース設定