リツコ カリタが24年春夏の展示会を開催、「滲み出る赤」をテーマにコラージュやレイヤードが特徴のアイテムを展開

　苅田梨都子が手掛ける「リツコ カリタ（ritsuko karita）」が、2024年春夏コレクションの展示会を東京、大阪、名古屋、福岡の4都市で開催する。10月21日からスタートする東京会場を皮切りに、順次展開する。

　デザイナーの苅田は、バンタンデザイン研究所在学中に「梨凛花〜rinrinka〜」の活動を開始し、2014年の卒業後にブランドとしての本格展開をスタート。2020年春夏シーズンを最後に梨凛花を休止したのち、2020年秋冬シーズンにアパレルをはじめライフスタイル全般を提案する新レーベルとしてリツコ カリタを立ち上げ、継続してコレクションを発表している。
　今シーズンは「滲み出る赤」を意味する「ウーズレッド（ooze red）」をテーマに、苅田が19歳の頃に読んだ江國香織の小説「すいかの匂い」と、人物の顔が塗りつぶされた絵を手掛ける画家の五木田智央の作品から感じた「ひんやりとした気配」や「不気味さ」から着想を得たコレクションを製作。五木田の絵にコラージュのような印象を受けたことから、写真をコラージュして作ったオリジナルテキスタイルをはじめ、西瓜のフォルムや種を連想させるドット柄、キーカラーの赤を随所に用いたアイテムを展開する。
　今シーズンを代表するアイテムとして、写真のコラージュをプリントしたオリジナルテキスタイルをベースにディテールで赤を効かせた「コラージュプリントワンピース」（5万7750円）や、ショート丈とミディアム丈の2つのドレスをレイヤードした、透けや重なりのバリエーションを4wayで楽しめる「シースルーレイヤードドレス」（4万1250円／いずれも税込）などをラインナップ。コラージュプリントは2種類の柄を用意し、ドレスのほかに同柄のパンツやプリーツスカート、大判スカーフを揃える。シースルーレイヤードドレスは、「ドットブラック」「スキンベージュ」「ネイビーブルー」の計3色を展開する。
　コレクションヴィジュアルは、オバケのような白い肌をヘアメイクやスタイリングで表現するなど、少し人間離れしたような非現実的な佇まいを意識して制作したという。
　展示会は予約不要で参加できるが、混雑回避のため、オンラインでの事前予約を推奨している。東京の前半会期分は、現在専用フォームから予約を受け付けている。

■ritsuko karita 24SS Collection 展示会1. 東京（前半）会期：2023年10月21日（土）〜10月23日（月）会場：一朶　いちだ所在地：東京都渋谷区神宮前2-15-10時間：21・22日 12:00〜20:00、23日 11:30〜18:00展示会予約ページ 1. 東京（後半）会期：2023年11月17日（金）〜11月19日（日）会場：ritsuko karita Atelier※詳細は後日公式インスタグラムで告知。 2. 大阪会期：2023年10月29日（日）〜10月30日（月）会場：SAA SPACE所在地：大阪市西区江戸堀1-16-32 E-BUILDING 1F時間：29日 13:00〜19:00、30日 11:00〜19:00 3. 名古屋会期：2023年11月11日（土）〜11月12日（日）会場：アトリエグラフィア所在地：愛知県名古屋市中区大須2-22-6 Canon Oosu 2B※詳細は後日公式インスタグラムで告知。 4. 福岡会期：2023年11月23日（木）〜11月28日（火）会場：physis所在地：福岡県福岡市南区野間1-22-16時間：平日 12:00〜18:00、土日祝 12:00〜19:00※11月25日、26日にはデザイナー在廊の元、予約制のお茶会を開催。詳細は公式インスタグラムで告知。 ■ritsuko karita：公式インスタグラム ■ritsuko karita：公式X