ドーピング違反で2年出場停止のパプ・ゴメスが声明「息子の咳止めシロップを誤って…」

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2023年10月23日 12:17  サッカーキング

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2年間の出場停止処分が下されたパプ・ゴメス [写真]=Getty Images
 ドーピング違反で2年間の出場停止処分が科されたモンツァに所属するアルゼンチン代表FWパプ・ゴメスが声明を発表した。

 現在35歳のパプ・ゴメスは、母国のアルセナルでデビューを飾り、複数のクラブでのプレーを経て、2014年夏にアタランタに完全移籍した。2017年からはキャプテンとしてチームをけん引し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場でベスト8入りなどクラブの躍進に大きく貢献。しかし、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督と対立し、2021年1月にセビージャへと加入した。セビージャでは昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)優勝を経験。しかし、度重なる負傷の影響もあり、今夏の移籍市場最終日に契約を解除してセビージャを退団した。

 そして、前十字じん帯損傷で長期離脱となったイタリア代表FWジャンルカ・カプラーリの代役として先月29日にモンツァにフリーで加入し、2024年6月30日までの1年契約を締結。ここまでセリエAで2試合に出場していた。

 昨年末にはFIFAワールドカップカタール2022の優勝メンバーともなったパプ・ゴメスだが、イギリスメディア『BBC』によると、2022年10月に行われたドーピング検査で不合格だったことが判明。スペイン当局は今になってようやく処分を下し、モンツァも20日にテルブタリンが検出されたことから、同選手にはFIFA(国際サッカー連盟)から2年間のスポーツ活動の資格剥奪処分が下されたことを発表していた。

 そんななか、パプ・ゴメスは自身の公式インスタグラムを更新し、「僕が反ドーピング規則に違反した可能性について書かれた最近の記事を受けて、メディアと世論に次のことを伝えたいと思う」と声明を発表した。

「1、スペインの反ドーピング委員会から僕のライセンスを2年間停止するという通知を受けたことを確認する」

「2、僕は常にすべてのルールを厳しく尊重するだけではなく、クリーンなスポーツとスポーツ行動の強力な支持者としてあらゆる形態のドーピングを断固として非難してきた」

「3、僕は禁止された行為に依存したことはないし、依存するつもりもない」

「4、推定違反は、息子の咳を和らげる際にスプーン一杯の咳止めシロップを誤って摂取してしまったことで、僕の体内にテルブタリンが存在したことに起因する。テルブタリンはプロスポーツ選手に許可されており、サッカーのパフォーマンスを向上させるものでは決してないと明記することが重要だ」

「5、状況を知らないなか、懲戒処分が規範に従って扱われていないという示唆を調査するように弁護士に依頼した」

「6、最後に僕のプロフェッショナルな生活の困難な時期に愛情と支援を示してくれたすべての人々に感謝したいと思う」

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