今シーズン、クラブ史上初となるヨーロッパの舞台で挑戦を続けるブライトン。ここまで未勝利の勝ち点「1」で最下位に沈むなか、グループリーグ突破に向けて、不振により指揮官を交代したばかりのアヤックスをホームに迎えた。今やブライトンにとって欠かせないアタッカーとなった日本代表MF三笘薫は、左サイドハーフで先発出場。主力選手の負傷が相次ぐチームを救う活躍に期待がかかる。
試合は序盤から、ボールを支配するブライトンと堅いブロックを敷きながらカウンターを狙うアヤックスの構図に。ヘドヴィヘス・マドゥロ暫定監督のもと守備の立て直しを図るアヤックス相手に、当初ブライトンは目立ったチャンスを作れない。
25分には、ブライトンのGKジェイソン・スティールが、相手のクロスをキャッチして前線に大きくボールを送ると、左サイドで待つ三笘が鮮やかなファーストタッチで収めてドリブルを開始。右足のアウトサイドから供給されたスルーパスにジョアン・ペドロが抜け出し、ペナルティエリア内で倒されたが、判定はノーファールとなった。
攻勢を強めるブライトンは、三笘が決定機を生み出す。相手陣内へと押し込んだ状況のなか細かいパスを繋ぎ、ピッチ中央に流れてきた三笘にボールが渡ると、DFの背後を狙ったJ・ペドロにスルーパスを送る。低く抑えたシュートは枠を捉えるが、アヤックスのGKディアント・ラマイに弾かれてしまう。
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迎えた後半もブライトンの勢いは止まらない。53分にGKから繋いでアヤックスのプレスを打開し、右サイドで待つシモン・アディングラへとボールが渡ると、2列目からボックス内に飛び出したアンス・ファティに、チップキックのようなパスを供給。ファティが冷静に左サイドネットへとシュートを流し込んで追加点を決めた。
一方のアヤックスも、56分にブライトンの前がかりな守備を裏返し、縦に素早い攻撃を仕掛ける。クリスティアン・フリンソンがピッチ中央をドリブルで持ち運び、ペナルティエリア右角のステフェン・ベルフハイスにパスを送ると、キレのあるカットインからニアサイドにグランダーのシュートを放つ。しかし、ボールは惜しくもポストに直撃してしまった。
結局、試合はそのまま2−0で終了し、ブライトンが欧州大会におけるクラブ史上初勝利を挙げた。三笘はフル出場し、チームの公式戦6試合ぶりとなる白星に大きく貢献した。次節は来月9日の開催予定となっており、アヤックスのホーム『ヨハン・クライフ・アレナ』で両者が再び激突する。
【スコア】
ブライトン 2−0 アヤックス
【得点者】
1−0 42分 ジョアン・ペドロ（ブライトン）
2−0 53分 アンス・ファティ（ブライトン）
【動画】三笘が先制点演出 ブライトンvsアヤックス全ゴール
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#三笘薫 のシュートが先制ゴールをお膳立て✨
🏴#ブライトン がクラブ史上初の欧州カップ戦勝利🔥
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UEFAヨーロッパリーグ グループB Matchday3 【1分ハイライト】
🏴ブライトン🆚 アヤックス🇳🇱
3分ハイライト動画は#WOWOWオンデマンド で無料配信中https://t.co/Ig4ylzSBga pic.twitter.com/Tv1z1EaIZx— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) October 26, 2023
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