浪人経て入部の慶大・栗林泰三「慶應に入って良かった」巨人・萩尾匡也以来となる戦後17人目の3冠王

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2023年11月01日 08:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

慶大・栗林泰三外野手(下段左から2番目)
【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 慶大 5 − 3 早大 ●
(30日・神宮)

 慶大が早慶戦第3ラウンドで早大を下し、勝ち点5の完全優勝で4季ぶり40回目のリーグ制覇を成し遂げた。この日を持って全日程が終了し、陸の王者が誇る4番・栗林泰三外野手は打率4割7厘、16打点、3本塁打で3冠王に輝いた。

 最終学年にしてレギュラーの座を掴んだ今春はチームトップの打率3割5分2厘、19安打、11打点でベストナインを受賞し、自身初のタイトルを獲得。「春は力んでしまうことが多かったんですけど、芯にさえ当たれば飛ぶことがわかった」とラストシーズンは“脱力“を意識することを心がけ、『守備でもチームを救う三冠王』を目標に掲げた。ソフトバンク3位指名を受けた廣瀬隆太主将(4年・慶應)、廣瀬と同じく侍ジャパン大学代表に選出された宮崎恭輔捕手(4年・國學院久我山)ら、栗林だけでなく強打者揃いなだけに「無理なんじゃないかと思われていたと思うんですけど、できるかできないかよりもやるかやらないか」と腹をくくって臨んだ今季は安打、本塁打、打点、打率でキャリアハイの数字を残し、見事3冠王を手にした。

 ベストナインも満票で獲得し、2季連続での受賞を果たした。1浪を経て入部した苦労人は「慶應に入って良かった」と感慨深げ。4年ぶりの明治神宮大会制覇へ「さらに成長して日本一を獲れるようにやっていきます」とさらなる決意を口にした。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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  • 栗林泰も、進路となるJR東日本で活躍してほしいですね。
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