YouTube動画から生まれたベストセラーが原作『弟は僕のヒーロー』1月公開 予告編も解禁

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2023年11月02日 10:01  cinemacafe.net

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『弟は僕のヒーロー』@COPYRIGHT 2019 PACO CINEMATOGRAFICA S.R.L. NEO ART PRODUCCIONES S.L.
ダウン症の弟とその兄が作った5分のYouTube動画から生まれた、大ベストセラーの映画化『弟は僕のヒーロー』が2024年1月12日(金)より公開決定、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

イタリアに住む高校生のジャコモ・マッツァリオールが、2015年3月21日「世界ダウン症の日」に合わせて、弟ジョーを主人公に撮影した5分のショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』をYouTubeに公開するや、瞬く間にイタリア国内外で反響を呼び、主要各紙が取り上げるなど大きな話題となった。

それが大手出版社の目に留まり、ジャコモが弟との物語を執筆。2016年に出版された小説「弟は僕のヒーロー(原題:Mio fratello rincorre i dinosauri)」は、ヨーロッパ各国で翻訳出版され、スペインのエル・パイス紙は2017年最も興味深い児童書に選出。

日本でも装画を絵本作家ヨシタケシンスケが担当した邦訳版が刊行され、現在までに25万部を超えるベストセラーになっている。本作はその大人気書籍を映画化した。

5歳のジャックは初めてできた弟に大喜び、しかし両親から弟ジョーは「特別」な子だと聞かされる。ジョーがスーパーヒーローだと信じるジャックだが、やがて「特別」の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すように。

ある日、好きな子を前についてしまった嘘が、家族や友達、町全体を巻き込んで、やがて取り返しのつかない事件となり――。

監督は、本作が初の長編監督作となるイタリアの映画監督、ステファノ・チパーニ。ベテラン脚本家ファビオ・ボニファッチ(『人生、ここにあり!』)が脚色を担当すると共に、原作者のジャコモ自身も脚本開発に参加し、登場人物や出来事を偽りなく再現することに協力した。

主人公のジャックに扮するのは、『僕らをつなぐもの』に出演し、今後の活躍が最も期待されるイタリアの若手俳優のひとり、フランチェスコ・ゲギ。

そしてピュアな心を持ち続ける愛に溢れた弟・ジョー役には、実際にダウン症のあるロレンツォ・シスト。オーディションから見事ジョー役に選ばれ、本作が映画初出演となった。



さらに『盗まれたカラヴァッジョ』『泣いたり笑ったり』など、イタリアを代表する人気俳優アレッサンドロ・ガスマン、ペドロ・アルモドバル監督作品常連のロッシ・デ・パルマなど豪華キャストが集結し、ダウン症のある子どもを持つ家族の葛藤や奮闘、喜びや困難もリアルに捉え、揺るがない家族愛をユーモアを持って描き出した。

2019年の第76回ヴェネチア国際映画祭<ヴェニス・デイズ>部門においても上映されている。

『弟は僕のヒーロー』は2024年1月12日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。




(シネマカフェ編集部)
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