トッテナムにさらなる痛手…長期離脱から復帰後初先発のベンタンクールが負傷交代

　トッテナムに所属するウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールに負傷の可能性が浮上している。26日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

　ベンタンクールは今年2月に左ひざの前十字じん帯を断裂したことに長期離脱を余儀なくされ、今シーズンも出遅れたものの、先月27日に行われたプレミアリーグ第10節のクリスタル・パレス戦の終盤に途中出場し、戦列復帰を果たした。

　以降、2試合連続で途中出場をして迎えた26日の第13節のアストン・ヴィラ戦で、ベンタンクールは今年2月以来となる先発出場を果たした。好プレーを見せていたものの、ポーランド代表DFマティ・キャッシュから激しいタックルを受けたことで、32分に負傷交代を余儀なくされた。なお、試合は1−2で逆転負けを喫している。

　久しぶりの先発出場となった試合で負傷交代となったことでベンタンクールの状態には注目が集まっているなか、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後、「詳しくはわからない。おそらく足首の問題だと思う。素晴らしいタックルではなかったからね」と語るにとどめ、復帰したばかりの同選手が再び離脱となりそうなことを嘆いた。

「彼はとてもいい感じで試合を始めたと思う。でも、これは私たちにとって最も避けたいことだった。さらなるケガ人だ。8人の負傷者がいて、ベンタンクールは9人目になる。先週にはアシュリー・フィリップスも失った。これがまさに現時点で私たちが置かれている状況だ」

「ただ私たちはこれを乗り越える。しばらく時間はかかるかもしれないが、必ず乗り越えるよ。逆境を乗り越えたら間違いなくいいチームになっていると思う。今、最も重要なことは選手たちが集中できるようにしなければならないということだ」

　トッテナムでは先日から負傷者が続出しており、イングランド代表MFジェームズ・マディソンやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンなどは年内を欠場することが決定しているなか、ベンタンクールも再び離脱を余儀なくされることになれば大きな痛手となりそうだ。