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前回からの続き。最近の話です。私はユリ、30代前半です。5年前に結婚した夫のカズキは43歳でバツイチ、前妻が子どもを引き取っています。私は子どもがほしいのですが、カズキは妊活にあまり積極的ではありません。それどころか、先日ついに「子どもはあきらめよう」と宣告されてしまいました。「もし病院で検査をして妊娠できることが分かったなら、私は子どもをあきらめたくない」と伝えたのですが……。
あれから何度話をしてもカズキは全く考えを変えることなく、私をなだめるように言うだけです。「夫婦だけで穏やかに生きていこう」「子どもがいなければ自由にお金をつかえるし、幸せだろう?」
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それから数ヶ月、私は自分の気持ちと向き合って考え続けました。そしてひとつの結論を出したのです。
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私はカズキと自分との関係を見つめなおした結果、お別れすることにしました。「2人でいれば幸せになれるのに。なんで離婚まで……」カズキは引き止めますが、私の決意はもう揺らぎません。「私は自分の人生をよく考えて、自分の気持ちと向き合って決めたの。私がどんなに気持ちをぶつけても、カズキは受け止めようとしてくれなかった。もし意見がぶつかり合ったら、お互いにすり合わせる努力をするものでしょう?」
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「私がどうしても譲れない場面がでてきたとしても、この先ずっとカズキの希望に合わせ続けるのかと思うと……」
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「カズキはそれで幸せになれるかもしれないけど、私が幸せになれる未来は想像できなかったの。ごめんなさい」「……わかった。ごめんな」こうして私はカズキに別れを告げました。あれから2年、私はひとり暮らしをしながら一生懸命に仕事を頑張っています。そして……。
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今、私は新しい彼と付き合っています。実は離婚後に私は病院で検査をしていて……特に妊娠するにあたって大きな問題はないことが分かりました。そして元夫と離婚した経緯を伝えると、彼からは思いがけない言葉が……。
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彼はなんと、自分からクリニックを予約して検査に行ってくれました。その後ろ姿を見送ったときにこう思ったのです。「この人なら……」
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たとえ子どもができにくい身体だったとしても、それが原因で彼と別れることはないでしょう。私の気持ちにちゃんと寄り添ってくれる人だから……。カズキとは子どものいない人生を一緒に生きる価値を見出すことができませんでした。けれどこの彼とだったら添い遂げられる、そう思えたのです。カズキとの離婚は私にとって大きな決断でしたが、あのとき自分の気持ちと向き合ってよかったと今は心から思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子