フル出場の堂安律が好機演出も、フライブルクはCL組とのPOへ…ウェストハムが首位通過

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2023年12月15日 09:12  サッカーキング

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堂安律(右)はこの試合唯一のチャンスを演出も決められず [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)・グループA第6節(最終節)が14日に行われ、ウェストハム(イングランド)とフライブルク(ドイツ)が対戦した。

 グループAではここまで4勝1敗のウェストハムとフライブルクが2位以内を確定させており、最終節では首位通過の座を懸けて直接対決に臨む。第2節の対戦時にはアウェイチームのウェストハムが2−1で白星を飾っていたため、ウェストハムは引き分け以上で1位が確定。フライブルクは勝利が必須条件だ。

 ウェストハムはジェームズ・ウォード・プラウズ、ルーカス・パケタ、ジャロッド・ボーウェンといった主力がスターティングメンバー入り。一方、フライブルクは堂安律を筆頭に、前節ハットトリックを達成したミハエル・グレゴリチュやヴィンチェンツォ・グリフォらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりからウェストハムのペースで進む。5分、敵陣右サイドでボールを受けたモハメド・クドゥスが縦へ突破し、マイナス方向へ折り返す。ペナルティエリア外で待っていたルーカス・パケタが右足を振り抜くも、ミドルシュートはクロスバーに嫌われた。

 続く14分には、ピッチ中央付近でウォード・プラウズからのパスを受けたエドソン・アルバレスが前を向き、背後のスペースへ浮き球のパスを供給。最終ラインの裏に抜け出したクドゥスが胸トラップからGKの位置を見て流し込み、ウェストハムが先手を取った。

 ウェストハムの勢いは止まらず、25分にはフライブルクのビルドアップを引っ掛けたところから、最後はボーウェンがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で得点は認められず。それでも、前半も終盤に差し掛かった42分には、敵陣中央で前を向いたE・アルバレスがボーウェンとのワンツーでペナルティエリアへ侵入。右足でGKとの1対1を制し、ウェストハムが2点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入っても試合の様相は変わらない。ウェストハムは47分、敵陣左サイドでセカンドボールを回収したエメルソン・パルミエリがパケタとのワンツーでボックス内へ。左足でフィニッシュまで持ち込んだが、ここはGKノア・アトゥボルに阻まれる。続く52分には、右サイドを駆け上がってクドゥスからのパスを呼び込んだヴラディミール・ツォウファルが低弾道のクロスボールを送ると、飛び込んだボーウェンがダイレクトで合わせるも、バウンドしたシュートはクロスバーの上へ。

 フライブルクとしては防戦一方の難しい展開となったが、74分にはチャンスを構築。自陣中央まで引いて縦パスを引き出した堂安がダイレクトで落とすと、ここからボールが繋がり、右サイドのキリアン・シルディリアにボールが渡る。クロスボールは跳ね返されたものの、セカンドボールに反応した堂安が左足で狙い澄ました一撃を放つ。ここはGKウカシュ・ファビアンスキに阻まれた。

 試合はこのままタイムアップ。ELではグループステージを首位で終えたチームがラウンド16へストレートイン、2位で終えたチームはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終えたチームとの決勝トーナメント・プレーオフ(ラウンド32)を戦うフォーマットとなっているため、ウェストハムが一足先に16強入りを決めた。フライブルクはラウンド32経由でのベスト16入りを目指す。

 この後、18日には決勝トーナメント・プレーオフの組み合わせ抽選会が予定されている。

【スコア】
ウェストハム 2−0 フライブルク

【得点者】
1−0 14分 モハメド・クドゥス(ウェストハム)
2−0 42分 エドソン・アルバレス(ウェストハム)

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