伊東純也&中村敬斗が攻撃陣けん引も、スタッド・ランスはRCランスに敗れる…今季2度目の連敗

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2023年12月17日 08:03  サッカーキング

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伊東純也(左)は再三決定機に絡むも… [写真]=Icon Sport via Getty Images
 リーグ・アン第16節が16日に行われ、スタッド・ランスとRCランスが対戦した。

 今季のスタッド・ランスは悪くないシーズンのスタートを切ったが、直近5試合は2勝3敗と負け越している。前節終了時点での成績は7勝2分6敗という状況の中、今節は勝ち点「23」で並ぶRCランスと敵地で激突。スタッド・ランスの伊東純也は先発に名を連ね、中村敬斗もケガからの復帰後初のスターティングメンバーに並んだ。

 試合は序盤からスタッド・ランスの“日本人コンビ”がゴールに迫る場面を作る。7分にはカウンターの局面で敵陣右サイドでボールを受けた伊東が、切り返しから左足を振り抜くも、シュートは相手にブロックされる。15分には敵陣でボールを奪ったモハメド・ダラミーが横へ繋ぎ、ペナルティエリア手前でボールを受けた中村がカットインから右足でシュートを放ったが、ここはGKブライス・サンバが立ちはだかった。

 このプレーでスタッド・ランスは右コーナーキックを獲得すると、テディ・テウマからのボールをエマニュエル・アグバドゥが頭で合わせるが、ここはポストに嫌われる。直後の18分にはカウンターの局面でダラミーがゴールネットを揺らすも、ここはオフサイドのため得点は認められなかった。

 悪くないシーンを作り続けるスタッド・ランスは、25分にもペナルティエリア手前でボールを持った中村が右足でミドルシュートを放つが、ここは枠の外へ。41分にはテウマからのロングフィードで背後へ抜け出した伊東がダイレクトで繋ぐと、中村がこのボールに反応。切り返しで体制を立て直し、右足シュートを放ったが、相手のブロックに阻まれた。

 前半はスタッド・ランスが主導権を握る時間がほとんどだったものの、42分には最終ラインでミスが発生。RCランスの右サイドからのクロスボールが中央へ渡ると、GKイェファン・ディウフとジョセフ・オクムが被ってしまい、オクムのヘディングが背後に逸れてしまう。このボールを拾ったウェスレイ・サイードが左足で無人のゴールに流し込み、この日はなかなかチャンスを作れていなかったRCランスがラッキーな形で先手を取った。前半はこのまま終了している。

 後半のキックオフ直後、スタッド・ランスはレダ・カドラからのスルーパスでペナルティエリア右のスペースへ抜け出した伊東が右足でフィニッシュまで持ち込むも、ファーサイドを狙った一撃はわずかに枠の外へ。48分には右サイドを破った伊東が中央へクロスボールを送ると、待っていた中村が胸トラップから右足を振ったが、シュートはブロックされた。

 その後もスタッド・ランスが前半と同様にチャンスの数を増やしていき、57分には敵陣右サイドからカットインを選択した伊東が左足を振り抜いたが、シュートはGKの正面へ。

 RCランスは前半と同様に押し込まれる時間帯が続いたが、74分には右サイドから崩しにかかる。開いた位置でパスを受けたルーベン・アギラールが中央への切り返しから左足でクロスボールを送ると、最後はオスカル・コルテスが頭で合わせる。フリーで放ったヘディングシュートがゴールネットを揺らし、RCランスが貴重な追加点を手にした。

 2点ビハインドとなったスタッド・ランスは伊東やテウマを中心にゴールに迫る機会を作ったが、これ以上スコアが動くことはなく、試合はタイムアップ。スタッド・ランスは今季2度目の連敗を喫した。伊東はフル出場、中村は68分までプレーしている。一方、RCランスはこれでリーグ・アンでは10戦無敗に。順位も暫定ながら5位に浮上した。

 次節は20日に行われ、スタッド・ランスはホームでル・アーヴルと、RCランスは敵地でニースと、それぞれ対戦する。

【スコア】
RCランス 0−2 スタッド・ランス

【得点者】
0−1 43分 ウェスレイ・サイード(RCランス)
0−2 75分 オスカル・コルテス(RCランス)

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