綾辻行人デビュー作「十角館の殺人」実写化、Huluで独占配信

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2023年12月21日 07:01  cinemacafe.net

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Huluオリジナル「十角館の殺人」©綾辻行人/講談社 ©NTV
Huluオリジナル「十角館の殺人」が、来年3月22日(金)より配信されることが決定。ティザービジュアル&超特報映像も到着した。

1986年、十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する角島。この館を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げる。半年後、無人島と化していた角島に、大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに、死んだはずの中村青司から1通の手紙が届く。十角館に滞在するミス研メンバーと死者からの手紙。江南は調査を進める中、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。

一方“十角館”では、ミス研のひとりが何者かに殺害され、互いに仲間を疑いはじめる。角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる想像を超えた衝撃の結末とは――。

「十角館の殺人」は、「日本ミステリー文学大賞」や「日本推理作家協会賞」を受賞した作家・綾辻行人のデビュー作。全世界シリーズ累計670万部の大ベストセラー「館」シリーズの記念すべき第1作目だ。1987年のデビューからいま書き続けられている本シリーズは、9つの長編推理小説からなる壮大なストーリーで綴られ、現在、シリーズ10作目となる「双子館の殺人」が連載中。

本作は、緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという大胆な手法でミステリー界に衝撃を与えた。また、10月に発表されたタイム誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100に選出された。

併せて公開されたビジュアルは、天才建築家・中村青司が設計した館で、原作にも登場する十角館の平面図をメインに据えた。さらに映像は、本作に対する綾辻さんのコメントが添えられ、死んだはずの中村青司からの「お前たちが殺した千織は、私の娘だった」という謎に満ちた手紙、十角館の館内、ミス研メンバーの姿が映し出されている。

監督を務めるのは、WOWOW連続ドラマW「石の繭」や「相棒」など、ハリウッド仕込みの映像演出で緊張感のある作風を得意とする内片輝。以前から親交のあった綾辻さんへ、映像化を打診し、20年間夢見たという映像化プロジェクトの実現を果たした。脚本は、「半沢直樹」「家政夫のミタゾノ」の八津弘幸が手掛ける。

実写化するにあたり、やはり「『“あの1行”』に至るまでをいかにして映像で伝えるか、の部分」を意識したという内片監督は、「鳥肌が立ちます。一気に観たくなります。必ず2回目も観たくなります。楽しみにしていてください!」と自信たっぷりにメッセージ。八津さんは「この作品の映像化がいかに難しいかはファンの皆さんが誰よりもわかっていることと思います。そのチャレンジがうまくいったかどうか、ぜひ皆さんの目で確かめて頂きたい」とコメントしている。

Huluオリジナル「十角館の殺人」は2024年3月22日(金)より独占配信。




(シネマカフェ編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 当初『映像化不可能』と言われていたトリックが、とうとうやりますか!! これを機に『安楽椅子探偵』も復活して欲しいなぁ
    • イイネ!2
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