カンペールのアキレス・イオン・ガブリエルが自身の名を冠したブランド立ち上げ

　スペイン発のシューズブランド「カンペール（CAMPER）」を手掛けるアキレス・イオン・ガブリエル（Achilles Ion Gabriel）が、自身の名を冠したブランド「アキレス イオン ガブリエル（Achilles Ion Gabriel）」を立ち上げた。第105回ピッティ・イマージネ・ウオモ（Pitti Imagine Uomo）期間中にショーを行い、デビューコレクションを披露した。

　アキレス・イオン・ガブリエルはフィンランド生まれのデザイナー。フィンランドでシューズデザインを学んだ後、「マルニ（MARNI）」「スンネイ（SUNNEI）」「マリメッコ（Marimekko）」などのブランドのコンサルタントを務めながら、2012年に自身の名を冠したシューズレーベルをパリで立ち上げた。2019年6月に「CAMPERLAB」、2020年8月にカンペールのクリエイティブディレクターに就任し、マドリードのIcon El Paísによる2022年のPremios Iconセレモニーでデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
　今回立ち上げた、パリを拠点とする新ブランド「アキレス イオン ガブリエル」では、性別にとらわれない既製服やフットウェア、アクセサリーを展開。デビューとなる2024年秋冬コレクションでは、バッグの持ち手に採用するなど穴あきベルトをキーディテールに、ダメージやシワ加工を施したストリートウェアを提案した。