『幽☆遊☆白書』ラスボス論争ついに決着か ラスボスにふさわしいのは黄泉、雷禅? それとも……

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2024年01月12日 07:01  リアルサウンド

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■ラスボス不在の理由と候補のキャラを紹介 


  1990年から連載がはじまり、4年間という短い連載期間ながらアニメ化もされ大ヒットとなった『幽☆遊☆白書』。12月14日には実写ドラマがNetflixで世界配信開始となり、歓喜の声を上げたファンも多かっただろう。そんな『幽☆遊☆白書』だが、実はラスボスと呼べるキャラクターが存在しないと言われているという。そこで今回はどうしてラスボスがいないと言われているのか、強いていうなら誰がラスボスにふさわしいのか紹介していこう。


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■「わがままでやめました。すいません」ラスボス不在の理由は突然の連載終了だった!?


  そもそもどうして『幽☆遊☆白書』にはラスボスがいないと言われるのか。その理由は最終章である「魔界統一トーナメント編」のバトル内容が詳しく描かれないまま迎えた、唐突な連載終了にあるだろう。これは後に作者の冨樫義博が「わがままでやめました。すいません」と明かしたほどの急展開であった。そのため本来ならじっくり描かれていたであろう幽助最後の戦いも決着の瞬間まで描かれておらず、ファンにとってはいささか物足りない形で終わっているのだ。


  しかしながらファンの間では「強いていうならこのキャラがラスボスなのでは?」と言われる存在も。その1人が魔界統一トーナメントで登場した魔界三大妖怪・黄泉だ。理由としては「黄泉は作中で幽助が最後に戦った強敵だし、黄泉以外いないでしょ」「黄泉は魔界・霊界・人間界をすべて支配しようとしてたほどの野心家で、まさに魔王ってところがラスボスにピッタリ」というもの。確かに「ラスボス」を文字通りラストに登場したボスと捉えるのであれば、黄泉以上に相応しいキャラクターはいない。


  ただ前述したように幽助と黄泉との戦いは詳しい内容が描かれていない上、その勝敗は幽助の敗北で終わっている。ラスボスというからには、幽助がピンチを乗り越えて最後には勝利する…… などのドラマチックな展開が欲しいところではある。


■雷禅や仙水、はたまた意外な人物を推す声も……


 また幽助の父親に当たる存在・雷禅や、元霊界探偵の仙水忍こそがラスボスなのでは? という声も少なくないよう。


  黄泉と同じく魔界三大妖怪の1人で、全盛期の強さは3人の中でも圧倒的だったという雷禅。ある女性と出会い人間を食べなくなったことで最後には餓死してしまったが、作中で最も強いキャラを「ラスボス」とするなら雷禅以外のキャラクターはいないだろう。


  また仙水忍には元々霊界探偵として人間を守っていたのに、妖怪を虐げる人間達の姿を目撃してしまったことで人間を滅ぼす側になってしまった過去が。このことから「元は味方側だったのに敵になってしまったとこがラスボスっぽいよね」「暗い過去を抱えてたり多重人格だったり、キャラとしての魅力が満載」など、仙水のバックグラウンドに魅力を感じてラスボスに推す声が多かった。


  一方で「魔界編のあとに起こった霊界クーデターやチームメイトを追い出すために人間がでっち上げていた女子高バスケ部の心霊騒ぎとかを見てると、本当のラスボスは妖怪ではなく分別のつかなくなった人間だったのかも……」との主張も。


  ただやはり『幽☆遊☆白書』は終盤にかなりの駆け足で最終回を迎えた背景もあり、誰もが納得できるラスボスというのは永遠に決められそうにない。無理やり誰かに決めてしまうよりは、いっそのこと「『幽☆遊☆白書』にラスボスはいない」と言い切ってしまうことが結局は1番しっくりくるアンサーになるのかもしれない。


(文=ヨークシャー)


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