板倉、目前に迫ったベトナムとの初戦について「全集中でやらないといけない」

　開幕が迫るAFCアジアカップカタール2023に向けて、開催地カタールの首都・ドーハでトレーニングを行う日本代表。現地時間12日のトレーニング終了後、DF板倉滉（ボルシアMG／ドイツ）が報道陣の取材に応じ、本大会初戦への意気込みを語った。

　所属するボルシアMGで今季のリーグ戦開幕から7試合連続で先発出場するなど、主力として活躍していた板倉は、10月に行われたチュニジア代表戦でも日本代表として出場。しかし、同試合以降、足首の負傷で手術を受けたことにより戦線を離脱し、復帰に近づいていることが明らかになっていたものの、1月1日のタイ代表戦ではベンチで90分を過ごしている。

　そんななか、板倉は心配される自身のコンディションについて、「練習するたびに上がってきている」とコメント。「アジアカップに良い状態で入れると思うし、入りながらもコンディションはさらに上がってくるかなと思う」と問題がないことを強調した。

　また、優勝候補と目されて臨む本大会については、「初戦が一番大事」と現地時間14日に行われるベトナム代表戦の重要性を指摘。続けて、「（優勝）候補だけで終わるのではなく、結果を残せないと意味がないと思う。初戦から簡単にはいかないと思うので。そういう気持ちで全試合に望んでいければなと思います」と自らの考えを明かしている。

　さらに、ベトナム代表に対しての印象を問われると、「個人個人戦える選手もいるし、激しく球際にこれる選手もいる」と表現し、「そういうなかで、セットプレーで点を取るのが非常に大事になってくると思う」と勝利のポイントを分析。「全集中でやらないといけないかなと思います」と目の前に迫った初戦に気持ちを引き締めた。