楽天とコメ兵が提携　ラクマにおける偽造品排除のための鑑定サービスが提供開始

　楽天グループがコメ兵と提携し、フリマアプリ「楽天ラクマ」における「ラクマ鑑定サービス」の提供を正式に開始した。

　ラクマ鑑定サービスは、楽天ラクマで商品を購入したユーザーが商品の検品を依頼できるサービス。二次流通における偽造品撲滅に貢献することを目的にユーザーに無料で提供されるサービスで、昨年9月に試験提供を始めた。
　楽天ラクマで対象商品を購入したユーザーは、商品到着後、取引画面に表示される「鑑定を依頼する」ボタンを押下し、商品を指定の場所に発送することでサービスを利用できる。商品の検品は、楽天から委託を受ける形でコメ兵が検品サービス「KOMEHYOカンテイ」を通して行い、鑑定の結果が「基準内」の場合は商品が購入者に返送される。「基準外」となった場合は、取引がキャンセルとなり、売上金は購入者へ返金、商品は出品者へ返品される。
　今回の提携は、楽天ラクマの「ユーザーに個人間取引をより安心して楽しんでいただき、中古市場のさらなる活性化を図りたい」という考えとコメ兵の「自社の強みである商品の『目利き』と精度の高い『AI』を活用し、中古品市場の偽造品排除につながる新たなビジネスモデルを構築したい」という考えが一致したことから実現したという。
　サービスの提供開始を記念して、2月7日から同サービスを介した取引の購入者と出品者の双方に300ポイントを進呈するキャンペーンを展開する。