公募プログラム「シセイドウアートエッグ」の入選作品の個展が開催 第1期は写真家・林田真季

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2024年01月29日 19:51  Fashionsnap.com

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第17回 shiseido art egg 展

Image by: shiseido art egg
 資生堂ギャラリーが、新進アーティストを応援する公募プログラム「シセイドウアートエッグ(shiseido art egg)」で、本年度の入選作品の個展を東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催する。応募総数351件の中から林田真季氏、野村在氏、岩崎宏俊氏を選考し、1月30日から3期に分け順次、個展を開く。

 資生堂ギャラリーは1919年にオープンし、「新しい美の発見と創造」と言った理念のもと活動し、ジャンルを問わず多くのアーティストを輩出してきた。2006年からは、美によって未来の可能性を描く「アートのチカラ」を信じ、公募プログラム「シセイドウアートエッグ」を開始した。これまで述べ48人(組)の入選アーティストが個展を開催し、その後も活躍の幅を広げている。
 第17回目となる今回は「独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に真摯に向き合い、そこから新しい価値観や美意識を表現しているか」をポイントとして審査。林田氏は「現実社会」をテーマに新たなアートとしての写真の可能性を探究し、野村氏は変化し続ける情報媒体を独自の視点で捉え、人間の本質や存在のあり方を問うている。岩崎氏は「追憶」をテーマに、ロトスコープを用いたアニメーションの芸術表現としての可能性を探った作品だ。
 第1期(1月30日から3月3日まで)で個展を開催する林田氏は、イギリス沿岸部の過去のごみ埋立地の姿と日本各地の大規模不法投棄事案を問題とし、独自のインスタレーションを構成。第2期(3月12日から4月14日まで)の野村氏は、写真や彫刻を素地としたさまざまなメディウムを通して、人間の本質や存在について問いかける。第3期(4月23日から5月26日まで)の岩崎氏は、ロトスコープを通じて描くことや記憶のあり方を問い直す試みを行うという。
 3人の個展終了後、“新しい価値の創造を最も感じさせたアーティスト”に「shiseido art egg 賞」を授与する。審査は美術家の鬼頭健吾氏、音楽家・アーティストの蓮沼執太氏、神話学者・國學院大学教授の平藤喜久子氏らが行う。

■「第17回 shiseido art egg」展 開催概要第1期展 林田真季展 2024年1月30日(火)〜3月3日(日)第2期展 野村在展  2024年3月12日(火)〜4月14日(日)第3期展 岩崎宏俊展 2024年4月23日(火)〜5月26日(日)会場:資生堂ギャラリー所在地:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階入場料:無料開館時間:平日 11:00〜19:00 日・祝 11:00〜18:00閉館日:毎週月曜 ※月曜が祝祭日に当たる場合も休館 ■シセイドウアートエッグ:公式サイト

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