日産自動車は1月31日、運転中の子守り支援ロボット『INTELLIGENT PUPPET イルヨ』のコンセプトモデルを発表した。赤ちゃん本舗と協業・開発した。
【写真】運転席から赤ちゃんの表情を確認…カワイイ『イルモ』
アンケート調査によると、ドライブ中にチャイルドシートの壁が生まれ、「赤ちゃんが泣いた時にあやせない」などと悩む声が多かったという。『イルヨ』はこうした声を踏まえ、日産のセンシング技術から着想を得た。
ロボットは、後部座席のチャイルドシート横の『イルヨ』と、運転席横のドリンクホルダーの『ベビー イルヨ』の2体で構成。ドライバーが『ベビー イルヨ』に特定の言葉を投げかけると、後部座席の『イルヨ』や作動し、「いないいない、ばぁ」などの動きでチャイルドシートに座る赤ちゃんをあやす。また、カメラが赤ちゃんの表情を認識し、寝ているかどうかなど、親が把握できる。
北里大学医療衛生学部による実証実験では、赤ちゃんの9割が動作している『イルヨ』に関心を示し、半数以上の感情がポジティブな方向へ改善されることがわかったという。
現在はコンセプトモデルのため販売の予定はないが、特別体験会を2月3日・4日に横浜市の「日産グローバル本社ギャラリー」、10日・11日に「アカチャンホンポ ららぽーと横浜店に」で実施予定。