開幕戦惜敗も、WRC2最多ステージ優勝を飾ったぺぺ・ロペス組が“フォーラムエイト・アワード”受賞

　1月25日（木）から28日（日）にかけて、フランス南部の町ギャップを中心に開催された、WRC世界ラリー選手権第1戦『ラリー・モンテカルロ』でWRC2最多ステージウィナーとなったペペ・ロペス／ダビド・バスケス組（シュコダファビアRS・ラリー2）が『FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award』を受賞した。

　今季2024年からスタートした『FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award』の最初の受賞者となったロペスは、28歳のスペイン人ドライバー。ロペスはスペイン国内の選手権を主戦場として活躍し、近年はWRCにも年に数戦回スポット参戦している。

　今回のラリー・モンテカルロで、ロペス／バスケス組は初日からクラスリーダーとなり、シトロエンC3ラリー2を駆るヨアン・ロッセル／アルノー・デュナン組（シトロエンC3・ラリー2）、同じくシトロエン陣営のニコライ・グリアジン／コンスタンティン・アレクサンドロフ組（シトロエンC3・ラリー2）と上位3組で最終日まで接戦を繰り広げた。

　上位2台のタイム差がわずか0.9秒という僅差で迎えた最終パワーステージ。ロペス組は、ここでクラストップタイムをマークしたロッセル組から4.9秒の遅れを取る2番手タイムとなり、ライバルに逆転を許してしまう。スペイン人のコンビは惜しくも2位に終わったが、合計17のスペシャルステージのうち、クラス最多となる8回のステージウインを記録したことからアワードの受賞対象となっている。
　
　今回、ロペス／バスケス組に贈られた『FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award』は既報のとおり、2022年よりWRC日本ラウンドをタイトルパートナーとしてサポートする株式会社フォーラムエイトが、WRCトップレベルへのステップアップを目指す将来有望な選手育成を目的として設立し、2024年から開始された賞典だ。なお同社は、今シーズンよりWRC2クラスの出場車両全車のウインドウスクリーンバナーを提供しており、第4戦クロアチア、第6戦サルディニア、第9戦フィンランド、第10戦ギリシャでは、ラリー1車両のフロントスクリーンにも“フォーラムエイトバナー”が貼付されることになっている。