紅ゆずる&五関晃一&寺西拓人、朗読劇『風と共に去りぬ』に意気込み 1時間で360個の高速ダメ出し受ける

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2024年02月01日 21:14  ORICON NEWS

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『風と共に去りぬ』のゲネプロ取材会に出席した(左から)野坂実、五関晃一、紅ゆずる、寺西拓人(C)ORICON NewS inc.
 俳優の紅ゆずる、五関晃一(A.B.C-Z)、寺西拓人が1日、東京・有楽町のI’M A SHOW(アイマショウ)で朗読劇『風と共に去りぬ』のゲネプロ取材会を開催した。

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 紅がスカーレット・オハラ、五関がレット・バトラー、寺西が アシュリー・ウィルクスを務める。紅は「けいこは5回。朗読劇、初めてなんです。朗読劇にしては、おけいこしている方なんですよね?」と確認すると、演出の野坂実氏は「そうなんです。してる方なんです」と同意。寺西が「そうなんですか?」と問いかけると、野坂氏は「声優さんだと1回。当日の朝に合わせるだけとか」と明かして驚かせた。目が点になった紅だが「まだまだ私の中で課題がございます。あすの初日の3分前まで練りたい」と語った。

 五関は「まだ5日間しか共演者の方やスタッフの方と会ってないんんです。人見知りなので、正直まだ心を通わせられていない方が何人か…。その方たちにバレないように、気がついたら心を通わせられているようにしたい!頑張ります!」と話し、笑わせた。寺西も「本番は風のように過ぎ去ってしまうように、あっという間に終わると思うのでかみしめたい!」と誓った。

 野坂氏は「すごく雰囲気作りが上手な方が多くて。爆笑していることが多かった」と振り返りつつ「ダメの量が結構出てて…」と苦笑いでぶっちゃけ。キャスト陣はダメ出し大歓迎だったが、とにかく野坂氏のダメ出しスピードが早かったそう。紅は「次の日、何書いているのかわからなかった」と笑う。約2時間の朗読劇だけに時間を取らないようにとの気遣いから最速でダメ出しをしたそう。「1時間ずっとダメを出してて。付箋が3つぐらいなくなるので、だいたい360個とかダメが出てる」と野坂氏は明かしながら「みんな、すぐ修正してくださってきている。次に会う時は、ほとんど修正してくださった。このペースで、この量でも、こんなにできちゃうんだ、と思った」と感謝していた。

 『風と共に去りぬ』は、マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーを、ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1939年製作、1940年『第12回アカデミー賞』で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。

 舞台となるのは、1861年に開戦した「南北戦争」前後のアメリカ南部ジョージア州。美しくもたくましく生き抜いた女性「スカーレット・オハラ」の激動の半生を壮大なスケールで描いた物語。大地主を父に持つ勝ち気な娘スカーレット(紅)は、思いを寄せる幼なじみアシュリー(寺西)が彼のいとこと婚約したことにいら立ちを募らせた。そんなスカーレットの前に、素行の悪さをうわさされる男レット・バトラー(五関)が現れる。スカーレットはレットの不遜な態度に激しい憎しみを覚えながらも、なぜか惹きつけられていく。

 そんな中、奴隷制度を存続したいがために独立した南部と、合衆国に残った北部とで争いとなる、アメリカ史に残る南北戦争がぼっ発。激動の時代の中でスカーレットの運命は大きく翻弄されていく。

 朗読劇『風と共に去りぬ』は、4日まで同所で。
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