紅ゆずる、『風と共に去りぬ』スカーレット・オハラ役 宝塚時代にレット・バトラー役で「どうしてもレットを読んじゃう」

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2024年02月01日 21:23  ORICON NEWS

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朗読劇に意気込みを語った紅ゆずる (C)ORICON NewS inc.
 俳優の紅ゆずる、五関晃一(A.B.C-Z)、寺西拓人が1日、東京・有楽町のI’M A SHOW(アイマショウ)で朗読劇『風と共に去りぬ』のゲネプロ取材会を開催した。

【全身カット】華やかなドレスに身を包みスカーレット・オハラの艶やかさあふれる紅ゆずる

 紅がスカーレット・オハラ、五関がレット・バトラー、寺西が アシュリー・ウィルクスを務める。宝塚歌劇団時代にレット・バトラー役を務め、当たり役だった紅。今回はスカーレット役と、紅だからこその妙味がある配役となった。紅は「どうしてもレットを読んじゃうんですよ…」とぶっちゃけながら「細かいところはだいぶ前なので忘れているけど、自分で作ったレット・バトラーという役から見たスカーレットって、こういうところがカワイイんだよな、と考えた。スカーレット側からしたらレット・バトラーが、こう言ってくれたから本当に愛していたことを気付く。同じ作品ではあるんですけど、生きてるペースが違う感じがしました。レット・バトラーは大きな視野で見ているけど、スカーレットはその時で喜怒哀楽激しく動く。その姿がレットからしたらものすごくカワイイ。どっちもやらせていただくのは、なかなかない。私自身も勉強になります。レット・バトラーを演じたからこそできるスカーレットを演じたい」と意気込んだ。

 一方の五関は「たくさんの方に愛されたキャラクター。そもそものプレッシャーがあった。しかも間近に演じたことがある方がいて、正直、意識しました。小っ恥ずかしいというか…」と明かす。レットへのアプローチの違いがあるのでは、と疑心暗鬼になっていたが「僕の中でのレットが作れているのかなと思っています」と胸を張っていた。

 『風と共に去りぬ』は、マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーを、ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1939年製作、1940年『第12回アカデミー賞』で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。

 舞台となるのは、1861年に開戦した「南北戦争」前後のアメリカ南部ジョージア州。美しくもたくましく生き抜いた女性「スカーレット・オハラ」の激動の半生を壮大なスケールで描いた物語。大地主を父に持つ勝ち気な娘スカーレット(紅)は、思いを寄せる幼なじみアシュリー(寺西)が彼のいとこと婚約したことにいら立ちを募らせた。そんなスカーレットの前に、素行の悪さをうわさされる男レット・バトラー(五関)が現れる。スカーレットはレットの不遜な態度に激しい憎しみを覚えながらも、なぜか惹きつけられていく。

 そんな中、奴隷制度を存続したいがために独立した南部と、合衆国に残った北部とで争いとなる、アメリカ史に残る南北戦争がぼっ発。激動の時代の中でスカーレットの運命は大きく翻弄されていく。

 朗読劇『風と共に去りぬ』は、4日まで同所で。
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