「歴史上最も残酷な敗北」　豪メディア、韓国戦で発生した2つの“不要な”ファウルを嘆く

　2日、AFCアジアカップカタール2023準々決勝でオーストラリア代表と韓国代表が対戦し、韓国代表が延長戦にもつれ込んだ試合を2−1で制して準決勝に進出した。

　前半終盤の42分にFWクレイグ・グッドウィン（アル・ワフダ／サウジアラビア）のゴールで先制に成功したオーストラリア代表は、後半終盤まで1点リードを守っていた。だが、アディショナルタイムの96分にPK弾で同点に追いつかれると、延長前半13分には直接フリーキックを決められて逆転される。同16分にはMFエイデン・オニール（スタンダール・リエージュ／ベルギー）がレッドカードを受けて一発退場し、万事休す。オーストラリア代表は韓国代表に競り負け、準々決勝でアジアカップ敗退となった。

　3日、オーストラリアメディア『ABC』は「今回の韓国戦は、オーストラリア代表チームの歴史上最も残酷な敗北だ。しばらく私たちの記憶から消えないだろう」と、ショックの大きい敗戦だったことを伝えた。

　また、『ABC』は「オーストラリアは韓国を相手に完璧な勝利を目前に控えていたが、不要なPKで同点に追いつかれ、残酷な退場まで受けて逆転された」とし「オニールが退場した瞬間、事実上オーストラリアの敗北は確定した」と、2つのファウルが勝敗に決定的な影響をおよぼしたという見解を示した。