『画家ボナール ピエールとマルト』今秋公開「横浜フランス映画祭 2024」でも公式上映決定

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2024年02月05日 16:01  cinemacafe.net

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『画家ボナール ピエールとマルト』©︎2023-Les Films du Kiosque-France 3 Cinéma-Umedia-Volapuk
本国初登場フランス映画No.1の『BONNARD, Pierre et Marthe(原題)』が邦題『画家ボナール ピエールとマルト』として、2024年秋に公開されることが決定、場面写真が解禁された。また「横浜フランス映画祭 2024」でも公式上映される。

20世紀の最も偉大なフランス人画家の一人ピエール・ボナール(1867-1947)は、印象派と抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされている。

彼は大胆な色彩と日常の些細な事象を好んで描いたことで知られ、友人の画家たちと一緒に、1888年「ナビ派」として知られるグループを形成。彼らは、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、葛飾北斎の先進性を称賛し、ボナール自身も日本美術からの影響を多くの作品で示していたことでも知られる。

本作では、そんな彼が生涯の伴侶となるマルトとの半生を描く。マルトは「幸福の画家」ピエールにとって、単なるミューズをはるかに超えた存在となるのだが、2人の関係は謎に満ちていた。当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を営みつつも、生涯をかけ共同で充実した芸術的成果を生み出していく…。

キャストは『セラヴィ!』『夜明けの祈り』でフランス映画界実力派の代表格に称されるヴァンサン・マケーニュがピエールを演じ、妻・マルト役には『ヒア アフター』『少年と自転車』『メビウス』『幻滅』など数々の名作で知られるいまやフランスを代表する名女優セシル・ドゥ・フランスが演じる。

メガホンを取るのは『5月の花嫁学校』『ルージュの手紙』『ヴィオレット ある作家の肖像』『セラフィーヌの庭』などフランス映画らしい芸術作品に定評のあるマルタン・プロヴォ監督。

この度、解禁された場面写真は、破天荒な生涯を送った画家ピエール・ボナールとその妻・マルトが芸術的で且つ感応性を感じるシーンを切り取ったまるで絵画のようなショットや、ボナールの創作シーンなどで、2人の謎に満ちつつ破天荒な愛の半生を垣間見ることができる。

またこの秋の公開を前に、3月20日(水・祝)から24日(日)の間に開催される「横浜フランス映画祭 2024」での公式上映も決定し、マルタン・プロヴォ監督の来日も予定されている。

『画家ボナール ピエールとマルト』は秋、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。




(シネマカフェ編集部)
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