松村北斗、晴天祈願で奇跡起こす 『夜明けのすべて』上白石萌音とのメイキング写真公開

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2024年02月16日 12:00  ORICON NEWS

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映画『夜明けのすべて』メイキングより(左から)松村北斗、上白石萌音(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
 6人組グループ・SixTONESの松村北斗と俳優の上白石萌音がW主演する映画『夜明けのすべて』(公開中)より、撮影現場の裏側を切り取ったメイキング写真が到着した。

【写真】ごろんと寝そべりおちゃめな笑顔を浮かべる松村北斗

 今作は、瀬尾まいこ氏の同名の小説(水鈴社/文春文庫)を映画化。同じ職場で働く、PMS(月経前症候群)に悩まされている藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患っている山添孝俊(松村)が、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく。職場の人たちの理解に支えられながら、少しずつ希望を見出していく2人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描く。

 原作の印象を変えずに映像化するため、三宅監督と共同脚本の和田清人氏は、「これは働くことについての映画であり、現実に生きづらさを抱える人たちがユーモアや人とのつながりによってそれを乗り越えていく物語になる」という二つの柱を軸に脚本を開発。さらに三宅監督は主演の松村と上白石に直接会い、小説が持つ魅力や相違点について話し合い、2人の意見も取り入れながら、脚本を完成させた。

 上白石は「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思えば、これから演じるシーンについて新しいアイディアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と、作品へのアイディアにつながる会話までもが生まれる三宅組の充実した撮影を振り返る。

 山添と藤沢は友達でも恋人でもない同志のような関係をつむぐが、劇中にあるふたりのやりとりについて「このやりとりだと恋愛的な要素が出てきてしまうのでは」と率直な疑問をぶつける松村とそれに答える監督の姿も見られ、演技をめぐる会話を含めた全ての会話を大切にし、チーム全体が心を開いて臨めた現場があったからこそ、本作を特徴づける “特別な関係性”を描く裏側が垣間見える。

 さらに、山添と藤沢のこれから歩む道筋が見えてくる大事な局面となるシーンが撮影されたクランクアップの日の知られざるエピソードも。クランクイン前には、「その日その日の俳優の状態や天気にも臨機応変に対応できる、ある種の懐の深さをもって臨みたいと思っていました」と心境を語っていた三宅監督だが、その日は一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと撮影隊が待つことに。

 すると、『すずめの戸締まり』(22)で宗像草太の声を演じた松村が呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始め、一同がわっと盛り上がる場面があった。松村の祈りのおかげか「本当に奇跡のような美しい光が差し込んできました。山添くんが持っている何かが作用したんでしょうね」と監督が振り返るほどのすばらしい仕上がりとなった。時には自然現象に左右されながらも、スタッフ・キャスト一丸となってこだわった美しい陽の光の描写にも注目だ。

 メイキング写真には、クランクアップ時の様子や職場である栗田科学でくつろぎながら話す松村と上白石、ベランダから指ハートを送る上白石、そして撮影の合間に笑顔でリラックスする松村の姿などが収められている。さらには、栗田科学の一員として今作に参加した光石研や久保田磨希らと楽し気な様子の上白石の姿もあり、和やかで温かい雰囲気の撮影現場を想像できる。そういった温かな空間で生み出された、ユーモアや人とのつながりによって生きづらさを乗り越えていく山添と藤沢の姿が見どころとなる。

 また、16日より『夜明けのすべて』副音声コメンタリー上映が全国の上映劇場で実施されることが決定。副音声では、映画本編に合わせて、松村、上白石、三宅監督による撮影時の裏話など、ここでしか聞くことができないエピソードを聞くことができる。
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