TGM Grand Prix、ラウル・ハイマンを2024年スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テストに起用

　2月17日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTGM Grand Prixは、公式SNSで2月21〜22日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される合同テストにラウル・ハイマンを起用すると発表した。

　池田和広代表のもと、2023年シーズンからスーパーフォーミュラに参戦を開始したTGM Grand Prix。2024年に向けては1月に国内トップフォーミュラ初の日本人女性ドライバーとなるJuju（野田樹潤）を53号車のドライバーに起用すると発表し、大きな注目を集めた。

　しかし、僚友となる55号車のドライバーについては発表がこれまで行われていなかったため、誰が起用されるのかが話題となっていた。シーズン開幕が迫るなか、TGM Grand Prixは2月21〜22日に鈴鹿サーキットで開催される開幕前合同テストにハイマンを55号車のドライバーとして起用することを発表した。

　南アフリカ生まれのハイマンは、2019年の終わりに開催された全日本F3選手権のテストにB-MAX Racing Teamから参加するも、その後コロナ禍となってしまったため2020年と2021年シーズンはレース活動を休止。

　2022年はスーパーフォーミュラのスカラシップを手にするべく渡米し、フォーミュラ・リージョナル・アメリカズ（FRA）で王者に輝く。2023年はB-MAX Racing Teamからスーパーフォーミュラに参戦を開始するも、ポイント獲得はならず苦しいシーズンを過ごしていた。

　レギュラーシート獲得に向け、ハイマンにとって勝負とも言える合同テストは2月21〜22日に鈴鹿サーキットで開催される。テストは鈴⿅サーキットの入場料で観覧できるほか、デジタルプラットフォーム『SFgo（エスエフゴー）』やJ SPORTSで中継が行われる予定になっている。