ワークマンがシニア市場への参入を発表、新業態「ワークマン シニア」の立ち上げも視野に

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2024年02月18日 13:51  Fashionsnap.com

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 ワークマンが、2月18日に2024年SS新製品発表会「Stylish,Functional,forEveryday!」を開催し、高齢者向けシニア市場に参入することを発表した。腰への負担を軽減できるサポート機能付きシリーズ「XBooster」などを3月5日に発売。全国のワークマン店舗で取り扱う。

 同社は、特に建設業において労働者の高齢化が深刻化しており、身体の痛みに関する悩みが慢性化している現状に注目。「ライフウェアの機能性」という側面からアプローチし、肩や腰への負担を軽減できるサポート機能付きシリーズ「XBooster」を新開発した。
 「XBooster」シリーズは、骨盤サポーターを手掛ける大手医療用品メーカーと協業しパンツ2型、トップス1型を展開。パンツは左右のブースターベルトを引っ張り骨盤を固定することで、腰にかかる負担を軽減し、姿勢矯正や歩幅アップなどが期待できるという。倉庫作業などに向いているチノパンタイプ(1900円)と、デイリーユースを想定したポリエステルタイプ(1900円)を揃える。

 トップス(1500円/全て税込)は、体幹部の動きに関わる背面部に姿勢を安定させるアシストスタビライザーを採用。腰、肩甲骨の動きをスムーズにし、筋肉を効率的に使えるようになるほか、3D設計で肩甲骨を後ろに引き寄せることで猫背矯正の効果もあるという。

 そのほか、肩やウエスト部分に磁気治療器を埋め込み身体のコリを改善するシリーズ「CORICLEAR」もあわせてラインナップ。片面二極型マグネットが肩や腰周りの血行を促進することで、コリを解消する効果が認められている。インナーとレギンスを用意し、価格はともに税込1900円。

 総務省統計局が昨年4月に公表した資料によると、2022年の15歳未満の人口割合は11.9%と、記録史上過去最低を更新。一方で65歳以上の人口は年々増加の一途を辿り、2022年には過去最高となる29.0%を記録するなど少子高齢化が顕著になっている。このような背景も鑑みて、同社は今後もシニア向けアイテムを増やしていく方針。アイテムラインナップが充実してきた段階で新業態「ワークマン シニア」の立ち上げも検討している。ワークマンの土屋哲雄専務取締役は「元々ワークマンは高い年齢層をターゲットにしてきたので、シニア参入の土壌は整っている。10年以内にシニアだけで年間200〜300億円の売上は獲得できるようになると思う」と展望を語った。

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