12歳・ソウルから36歳・N.Y.まで…『パスト ライブス/再会』時と場所を超えて再会を果たす2人の場面写真

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2024年02月20日 17:01  cinemacafe.net

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『パスト ライブス/再会』 Copyright 2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
ソウルで初恋に落ちた幼なじみの2人が24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描く、アカデミー賞作品賞&脚本賞ノミネートのラブストーリー『パスト ライブス/再会』。この度、時と場所を超えて再会を果たす2人の運命を映し出す、場面写真4点が解禁となった。

「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁ーイニョンー”が物語のキーワードとなる本作。

今回解禁された場面写真は、12歳のノラとヘソンがソウルの公園で遊んでいるときのもの。このとき、すでに海外移住が決まっているノラは親に付き添われながら、クラスメイトで初恋の相手であるヘソンとデートをする。無邪気に楽しく遊ぶ2人から別れの寂しさは感じられず、仲睦まじい様子が伺える。

そしてPC画面を見つめながら笑顔で映るのはノラ(グレタ・リー)とヘソン(ユ・テオ)が、24歳のとき。Facebookのメッセージをきっかけに、再び連絡を取り合うようになり、オンラインの画面上で再会を果たした2人。

ニューヨークとソウル、画面越しでも12年ぶりの再会に心がときめく様子が伝わってくる。

そして、お互いを見つめ合う2人が映る1枚は、36歳のとき。ヘソンがニューヨークを訪れたことでついに対面での再会を果たし、12歳、ソウルで別れてから24年ぶりに実際に顔を合わせる。喜びと共に、緊張も垣間見える、再会の瞬間を捉えたシーンとなっている。

本作の中では、12歳・24歳・36歳と、互いの場所で、互いの人生を歩み、そして12年ごとに再会を果たす2人が描かれており、セリーヌ・ソン監督は、「時間というものが、それぞれの人にどのように捉えられているのかを描きたかった」と、時間がこの作品のテーマのひとつでもあることを明かす。

「私は、本当の人生を見ているようにこの映画を描きたかったのです。時に、12年があっという間に過ぎたかと思えば、そこに2分しか立っていなかったのに、永遠かのように感じることがあると思います。多くの人にとって、時間と場所というのはいつでも謎であり、よく分からないまま通過してしまっていると思うのです。でもここではそれが明確に分かるように描きたかった。時間と場所が、時にいかにぶつかり合い、いかに人生に重くのしかかってくるのか」と監督。

そのために、長い人生を通して、そしてそれを辿ることが重要であり、2人の主人公の3つの時代、2つの大陸を舞台に描くことで「時間の経過と、場所を、ビジュアル的にも明確に表現できると思った」という。

ラブストーリーであるとともに2人の再会の物語に留まらず、2人の人生を通して誰もが日々向き合い、“ふり返る時間”をも描く本作。ノラとヘソンのそれぞれの年代での想い、そして最後に2人が選ぶ道にも想いを巡らせてみてほしい。

『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)
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