35歳・年収550万円男性が人気の米国ETF「VTI」をNISAで8年購入し続けたら?

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2024年02月20日 20:11  All About

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All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は東京都に住む35歳男性の積立投資エピソードです。
2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

35歳・年収550万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?

今回は東京都に住む35歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、妻(32歳)、子ども(5歳)

金融資産

世帯年収:本人550万円(配偶者の年収は不明)
世帯金融資産:現預金2200万円、リスク資産350万円

積立投資実績

(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)/一般NISA:2015年から
・ビットコイン:2021年から

2015年から米国のETF(上場投資信託)である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF VTI」に積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

投資額については毎月調整しているそうで、「毎月1口でスタート。当時は1口/100ドル前後から。その後は株価の調子が悪い時は3口だったり、調子が良い時は1〜2口に変更し、その時の市況に合わせて積立金額を変えている。安い時に多く、高い時は少なく、これをシンプルに継続しています」とのこと。

運用開始から約8年経過した今の運用実績は「元本約210万円→運用益込305万円」と順調の様子ですが、「開始5年までは順調に右肩上がりで推移したが、それ以降は地政学的リスクやパンデミックに遭遇し、一時は運用益が−40%近くまで落ち込む」こともあったそう。

「その後は一進一退を重ね、FRBの利上げやインフレ懸念などの影響をモロに受けて6年目以降はマイナス成長に。ただ、最近のインフレ圧力の後退で利上げ打ち止め観測が市場に表れ、今現在では再び運用益はプラス15%ぐらいになっている」と分析されています。

また別途2021年からビットコインに「毎月1万円」積み立てていて、こちらの運用実績は「元本約27万円→運用益込47万円」。「上がったり、下がったりを繰り返し、今現在ではプラス100%近くの運用益が出ている」と、こちらも好調のようです。

35歳・年収550万円会社員男性の思う積立投資のメリットや2024年からの新NISAの予定は?

積立投資を始めてよかった点として、「ありきたりな言い方ではありますが、経済に対して敏感になったこと。そしてなにより、ストレスフリーで資産形成ができるところがとても良い。結果的に運用益も出ていますし、積立投資を始めて本当に良かったと思っています」とコメント。

「積立投資を始めたことで、考え方が貯蓄から投資に変わり、資産形成に対する取り組みがとても変化した。その結果、投資に回す金額が増え、もちろん上がり、下がりはあるものの、ドルコスト平均法が力を発揮して、5年目には資産が1500万円に達成。8年目では2000万円を超える資産が形成できた」と振り返ります。

いっぽうで、「毎月、無理のない範囲で。また、なくなってもいいと思えるぐらいの余裕資金で投資は行うこと」は常に心がけているそう。

新NISAについても「枠が大きくなったとはいえ、私は身の丈に合った投資で、今まで通りのスタンスで無理なく継続する予定です」と冷静に捉えているようです。

※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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