新車AMR24は「間違いなく進歩している」も他陣営を警戒するアロンソ。頂点に立つには「現実的な視点が必要」

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2024年02月23日 17:10  AUTOSPORT web

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2024年F1バーレーンテスト1日目 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
 アストンマーティンF1チームでドライバーを務めるフェルナンド・アロンソは、チームオーナーで、同チームのドライバーのランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロールのチーム強化の方針について、引き続き支持したい気持ちを持っていることを明かした。

 そして同時に、このF1というスポーツにおいて頂点に立つというのは簡単なものではなく、長いプロセスを必要とするものでもあると警告している。

「我々は、大きな夢を持ちながらも、同時に現実的な視点を持つ努力が必要だろう」

「F1での競争は非常に激しいと充分分かっているが、レッドブルも当時ジャガーを買収して参戦したときは、誰も飲料会社が最高のチームになるとは予想できなかったのではないだろうか」

「彼らも時間はかかったが、最終的には頂点に到達した。ローレンスにもこの目標があると思っているし、僕はチームがトップになるべく早く近づけるよう支援していきたいと思っている」

 今年の目標について具体的に語ったアロンソは、バーレーンで行われているF1プレシーズンテストにて、AMR24がまだ運転しやすい車ではないことを認めながらも、チームが昨年末から良い一歩を踏み出したと自信を持っている。

 クルマの感触については、「扱いにくさをと感じたが、ここ2日間は特に風が影響しており、誰にとってもトリッキーなコンディションだったと思う」と語った。

 しかしそのことを除いてみれば、「昨年に比べて間違いなく進歩している」と自信を見せる。

「2023年シーズンの後半には多くのことを理解し、それらの教訓を今年のマシンに実装したんだ。すべてが良い感じではあるが、現時点で判断するのは難しいだろう」

 そう語るベテランのアロンソは、これがシーズン初戦の前段階でしかない事を忘れてはならないと念を押す。

「どのチームも一歩前進していると思う。その幅が、相手よりも大きいかどうかが問題なんだ。そして、マクラーレンが昨年見せた成長も忘れてはならない」

「シーズンをどのように始めるかは関係なく、どのチームでさえも、マシンの最も速さを秘めた部分を見つけることができれば、すべてが非常に早く好転する可能性があるということだ。僕たちも引き続き取り組んでいこうと思う」

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