韓国で塩パン人気が再燃中!専門店4店で食べ比べしてみた【ハングクTIMES】

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2024年03月08日 16:00  ORICON NEWS

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ジャヨンド塩パン 撮影:yuuka
韓国で「塩パンブーム」といえば、数年前に一度ありましたが…最近その人気が再燃しています。今回は、2ヶ月に1回のペースで韓国を取材する、韓国グルメ・トラベルライターのyuukaが、ソウルで今人気の塩パン専門店「all the ugly cookie」「ジャヨンド塩パン」「Artist Bakery」「小夏藍田 延南」の4店を取材してきました!各店への行き方やウェイティングの仕方、人気メニューの食レポまで、がっつりご紹介。おまけ情報もあるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。(最後には編集部のおすすめ「TONGTONGE」もご紹介!)

【写真】人気カフェの姉妹店!「Artist Bakery」を詳細レポ

■all the ugly cookie【合井】

ステキなカフェがぽつり、ぽつりとある合井(ハプチョン)エリア。合井駅の7番出口から徒歩約10分の場所にある、パステルピンクの外壁が一際目をひく、アグリークッキー専門店の「all the ugly cookie」。

1階が売り場、2階はカントリー調のインテリアがステキなイートインスペースになっており、テーブルが全11席と広々しています。

ピンクの扉を開けると、あざやかなクッキーが勢ぞろい。「ホワイトマカダミア」(5900ウォン)や「ヘーゼルナッツエクセレントラテ」(5700ウォン)などスイーツ系ラインナップはもちろん、「サグラダのメロンハモン(ハム)」(5900ウォン)などの変わり種もあり、ついついたくさん試してみたくなります。

ソウルの聖水(ソンス)や釜山にも店舗を構えるなか、ここ合井店でのみ出合えるのが「ピンク塩パン」と「ブラック塩パン」!なんとこちらの塩パン、リボンの形がとてもかわいいのです。

「ピンク塩パン」と「ブラック塩パン」が2つで1皿になり、7000ウォン。日本の塩パンと比べると、ハード系の生地が使用され、バリバリした食感が特徴的です。バターの風味よりもトッピングされた粒塩の塩味が強めにきき、2色ありますが味は同じです。

もし食べきれなければ持ち帰りもOK!残った分を紙袋に包んでもらえますよ。

同店は毎日午後0時にオープン。木曜日に開店と同時に行きましたが、私を含めて来店者は3組のみで、待ち時間なしでスムーズに入店できました。ただ、休日は時間帯によって行列ができることもあるようなので、お目当てのものを確実に買いたい場合は開店と同時訪問が安心ですよ。

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インフォメーション

店名:all the ugly cookie 合井カフェ
住所:ソウル特別市麻浦区土亭路45
営業時間:午後0時〜午後8時(ラストオーダー:午後7時30分)
定休日:なし

■ジャヨンド塩パン【聖水】

最新トレンドの発信地、聖水(ソンス)エリアで、遠くからでも行列が見えるのは「ジャヨンド塩パン」聖水店です。聖水駅3番出口を出て、歩いて6分ほどの場所にあります。

本店を仁川(インチョン)市に構え、ソウルの狎鴎亭(アックジョン)や益善洞(イクソンドン)にも店舗があり、いずれも人だかりができる、まさに今ソウルっ子に人気の塩パン専門店。メニューは、シンプルな塩パンのみ。単品購入はできず、1袋4つ入りの1セットで購入できます。

同店では、塩パンが焼き上がる時間が店舗ごとに公開されています。聖水店での焼き上がり時間は以下の計6回。

午前:9時
午後:0時30分、2時、3時30分、5時、6時30分

金曜日の午後0時30分の焼き上がり時間に合わせてお店に向かったところ、すでに10組ほどが並んでいました。ただ聖水店は、イートインスペースはなく、テイクアウトのみ可能なので、比較的回転が速く、5分ほどで塩パンをゲットできました。

ナチュラルテイストなステキなパッケージは、ついつい写真に収めたくなりますね。

袋を開けてみると、塩パンの香りがふわり。ふわふわでやわらかな生地は、カナダ産最高等級の小麦粉1CWとフランス産のAOPバターを100%使用しているそうです。

一口食べるとバターの風味が広がり、塩味は限りなくマイルド。食べ続けるほどにほんのりと塩味を感じます。何よりも、焼きたての塩パンがいただけるのがうれしいポイントです!

塩パンを購入するには、まず向かって右側にある自動精算機で決済します。その際に出てくるレシートをカウンターで提示すればスムーズに塩パンが受け取れますよ。自動精算機は日本語に対応していますが、クレジットカード決済のみ可能なのでご注意ください。

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インフォメーション

店名:ジャヨンド塩パン in 聖水
住所:ソウル城東区延武場キル56-1
営業時間:午前9時〜午後10時
定休日:なし

■Artist Bakery【安国】

昌徳宮(チャンドックン)や景福宮(キョンボックン)の最寄駅で、伝統とモダンが交差する安国(アングク)エリアの玄関口、安国駅1番出口を出てすぐの場所にあるのが「Artist Bakery」です。

ソウルの人気カフェ・ベーカリー「London Bagel Museum」や「Cafe Layered」を手掛けるプロデューサーRYO氏が最高ブランディング責任者を務める新たなベーカリーで、ソウルの新たなホットスポットとして注目されています。

ホワイトをベースにしたれんが造りの店舗には、白いペンで至るところにゆる〜いイラストが描かれ、ここだけにしかない独特な世界観がとにかくステキ!写真を撮っていると、待ち時間はあっという間です。

カウンターには「ガーリックバター塩パン」(4900ウォン)や「ゴマ塩パン」(4300ウォン)のほか「レモン塩パン」(5800ウォン)、「アールグレイ塩パン」(6800ウォン)、「ティラミス塩パン」(6800ウォン)に「フレッシュミルククリーム塩パン」(6800ウォン)など、日本では見かけないさまざまな種類の塩パンがラインナップ。胃袋が限られるなか、どれを選ぼうか悩んでしまいます…。

今回は、シンプルに「プレーン塩パン」(3800ウォン)と「ジャガイモチーズ塩パン」(5500ウォン)の2つに「レモネード」(8500ウォン)をオーダー。グラスに貼られたシールのイラストにもキュンとします。

「Artist Bakery」の「プレーン塩パン」は、外はサクサク、中はふわもちで食感が楽しく、塩味がよく効いていて、レモネードと合わせるとスッキリ。「ジャガイモチーズ塩パン」は、中にマッシュポテトが入っていて、温めて食べられないのが惜しかった…!塩辛い系の味を選ぶ場合は、テイクアウトしてホテルのオーブンやレンジで温めて食べるのが一番おいしいかもしれません。

残った分はステキな紙袋に入れてもらえ、持ち帰れます。

ホットスポットだからこそ、心配なのは行列…。水曜日の午後4時というなんとも絶妙な時間にお店を訪れたものの、私の前に店内飲食希望のグループが13組も並んでいて、30分待ちました。一方テイクアウトやテラス席での飲食は、待ち時間なしですぐに入店できるようでした。

ここでウェイティングの方法をご説明します!
店外にあるウェイティング受付専用タブレット端末を操作して、手続きをしましょう。日本語表示に切り替えられるため、安心してくださいね。

韓国で使える電話番号がある場合は、電話番号を入力します。電話番号がない場合は、タブレットに表示されているQRコードを読み取り、GoogleアカウントかApple IDと連携してスマホ上で残りの情報入力を行います。SMSあるいはメールで入店順のお知らせを受け取れるため、待ち時間はお店を離れていても問題ありません。

休日になるとさらに行列が延び、数時間待つことが当たり前だそうです。お店のオープンは8時ですが、朝の7時30分からウェイティングがオープンするので、頑張って早起きして手続きが済ませられれば、ステキな朝ごはんタイムが過ごせるはずですよ!

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インフォメーション

店名:Artist Bakery
住所:ソウル特別市 鐘路区 栗谷路 45(安国駅1番出口)
営業時間:午前8時〜午後8時
定休日:なし

■小夏藍田 延南【弘大入口】

個性的なカフェが立ち並ぶ延南洞(ヨンナムドン)エリア。なかでもステキなたたずまいが気になり、吸い込まれるように入店したのが「小夏藍田(ソハヨムジョン)」の延南店です。弘大入口駅3番出口から徒歩約10分の場所にあります。

木でできた門をくぐると、塩田をモチーフにしたデザインが左手に見えてきます。水車を目の前に、水の音を聞きながらカフェタイムが楽しめるステキな席もあり、春先など過ごしやすい季節は心地良さそうです。

2階建ての伝統的な韓屋をリノベーションしたような造りで、照明を落とした落ち着いた雰囲気。1階でパンとドリンクを注文し、好きな席でいただけます。

こちらも塩パンの種類が豊富!看板メニューの「小夏塩パン」(3500ウォン)はベーシックなプレーン味。

ほかにも「トリュフ塩パン」(4000ウォン)や「ピーナッツ塩パン」(4400ウォン)、「ミルククリーム塩パン」(4000ウォン)」などがありました。

水曜日の午後6時と、夕方に伺ったので売り切れていた塩パンも多く、ほかにも「とうもろこし塩パン」や「ネギクリームチーズ塩パン」などの変わり種もあるようです。

「小夏塩パン」は、外側はしっかり、中は軽めでほど良い塩味がアクセントになっています。さらに、枡に入った「塩クリームラテ」(5800ウォン)との相性も◎。カップの縁にトッピングされた岩塩が、クリームラテのほろ苦い味わいをより引き立ててくれます。

益善洞(イクソンドン)にも店舗があり、そちらの方がこぢんまりした雰囲気です。いずれも待ち時間なく、スムーズに入店できました。

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インフォメーション

店名:小夏藍田 延南
住所:ソウル市麻浦区東橋路38キル13−1
営業時間:午前10時30分〜午後9時30分
定休日:なし

■おまけ:塩パンがお菓子に…!?

実は「塩パンブーム」、お菓子業界にも来ているんです…!

それが、韓国ラーメン「辛ラーメン」や「ノグリ」などを販売する、韓国大手食品メーカー「農心」が提供する塩パンスナック「ソグムパンスナック」です!

「おいしすぎる」と話題になり、チョコパン味の「チョコパンスナック」も新たに登場しています。

気になる塩パンスナックは、サクサク食感でキャラメルのようなほのかな甘みがあり、一口目ではほとんど塩気が感じられません。しかも味は薄めで控えめ…。

「これはおいしいの…?」
「日本のキャラメルコーンの方が美味しいのでは…?」

と半ば疑いながら食べ進めると、どんどん塩パンの味わいが濃くなってきます。そしてなぜだか、中毒性があって食べる手が止まらない…。結局1袋すべて食べてしまいました。

なお、チョコパン味は、「チョコ塩パン」でなく「チョコパン」味なので、塩味はありません(要注意)。

韓国国内のスーパー、マートやコンビニで販売されているので、ベーカリーの塩パンのほか、“お菓子の塩パン”も試してみてはいかがでしょうか?

■編集部のおすすめ:TONGTONGE【狎鴎亭ロデオ】

ORICON編集部が昨年11月に渡韓した際に立ち寄ったのはこのお店。おしゃれ&話題のファッションブランドやカフェが集まる狎鴎亭(アックジョン)エリアを歩いていたら、ウィンドウにずらりと並ぶ塩パンを見つけてしまいました。狎鴎亭ロデオ駅から徒歩4分の場所にあります。

シンプルな塩パンだけでなく、「チョコ塩パン」「チーズ塩パン」「バジルトマト塩パン」「明太子塩パン」など、バラエティ豊かなラインナップ。また、おやつ感覚で食べられる「ミニ塩パン(5個入)」も。

シンプルな塩パンと「明太子塩パン」をチョイス。ホテルでの女子会用に「ミニ塩パン」もゲットしました。店内は落ち着いた雰囲気で、11月ということもありクリスマス一色でした。「明太子塩パン」はピリっとした辛さがアクセントで、クセになる味。フィナンシェも有名なんだそうです。

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インフォメーション

店名:TONGTONGE 狎鴎亭ロデオ店
住所:ソウル特別市 江南区 宣陵路161キル 19
営業時間:午前10時〜午後9時30分(ラストオーダー:午後9時)
定休日:旧正月・秋夕の当日

(取材・文:yuuka)

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