マクロン大統領、異例の日本語「鳥山明と何百万もの彼の愛好家へ」悟空vsブウの貴重イラスト添え追悼

　漫画『ドラゴンボール』作者で知られる漫画家・鳥山明さんが1日に、死去した。68歳。『ドラゴンボール』の公式サイトで8日に発表された。世界が悲しみ、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は自身の公式X（旧ツイッター）で異例の日本語追悼文をつづった。

【写真】マクロン大統領が公開した「悟空vs魔神ブウ」イラスト

　マクロン大統領は、フランス語に加え、日本語で「鳥山明と何百万もの彼の愛好家へ」と記した。さらに、超サイヤ人3になった悟空と最終形態の魔人ブウのバトルを描いたイラストを披露。額縁に入れられ、直筆で「マクロン大統領へ」と添えられた。

　フランス大使館は「鳥山明氏の訃報に接し、フランス大使館は悲しみを深くしています。漫画の最高峰に到達した人物であり、鳥山氏の創造性に溢れた作風、物語の展開の妙、そして比類なきデザインの芸術により、フランスにおける第九芸術の普及に大きく貢献しました」とつづった。

　鳥山さんは、1978年に『ワンダーアイランド』でデビュー。その後、『週刊少年ジャンプ』で『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』などの人気作品を世に送り出してきた。特に1984年に連載をスタートさせた『ドラゴンボール』は世界的な人気となり、アニメ化、実写化などされ、今もなお愛され続けている。