希望を捨てた男と復讐を誓う少女が辿る運命は…『辰巳』本予告&新場面写真

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2024年03月10日 18:01  cinemacafe.net

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『辰巳』©小路紘史
『ケンとカズ』の小路紘史監督による8年ぶりの新作『辰巳』より本予告と場面写真が解禁された。また、『ケンとカズ』主演のカトウシンスケと毎熊克哉よりコメントが到着した。

裏稼業で働く孤独な男と、最愛の家族を失い復讐を誓う少女を描く本作は、アウトローたちの慟哭とロマンが胸を打つ、これまで誰も観たことのない“ジャパニーズ・ノワール”。

カンヌ国際映画祭「ある視点」に出品され、仏・セザール賞で4部門ノミネートした話題作『ONODA 一万夜を越えて』(21/アルチュール・アラリ監督)の遠藤雄弥が主人公・辰巳を演じ、行き場のない怒りを復讐に変える少女・葵役を、森田想が務める。

この度解禁となった場面写真には、重厚で緊迫感のある物語を支える登場人物達の面々が写し出されており、本作のただならぬ雰囲気が伝わってくる。

また本予告は、辰巳が生業とする“裏稼業”の正体とその強烈な描写から始まる。そして、辰巳の運命を左右することになる葵の、「勝気」という言葉では収まりきらないほどのじゃじゃ馬っぷりが映し出される。

そんな中、「暴走する狂気が世界をのみ込んでいく」というテロップとともに、葵の姉・京子を殺害した狂暴で凄烈な犯人・竜二の迫力の姿が。

その後も、にらみ合い、つかみ合い、怒号、暴力、破壊、暴走、銃撃…と、3人を待ち受ける過酷な運命を予感させる容赦のない怒涛の映像が収められている。

さらに、小路紘史監督の前作『ケンとカズ』で主演を務めたカトウシンスケと毎熊克哉から、コメントが到着。両氏とも本作に出演していないが、毎熊さんは「素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた」と賞賛。本作に向けて異例の祝福メッセージを寄せた。

『ケンとカズ』の主演2人から『辰巳』へのコメント
カトウシンスケ
「『辰巳』が公開される。『ケンとカズ』から8年。僕たちはどこまで来たのだろうか。
遠くまで来たかな?進んでる?鬱屈とした靄や、もっともっとという渇きが僕の身体にまとわりつく。打破せよ、とこの映画は言う。荒野を行け、と僕に言う。遠藤雄弥さんが強い魂で演じる辰巳へ。ケンから血が滲むほど硬く硬く握ったバトンを。えいっ。
我らが小路紘史がもがき苦しみながら、最恐で最狂で最強に愛おしいキャスト・スタッフと共にぶちかます渾身の一撃。
ガツンと喰らえ。唾吐きながら未来へ生きてくぜ。是非見届けてください。
よろしくお願いします。


毎熊克哉
「2作目まではオリジナルの自主映画をやる」と小路紘史は頑なだった。
理由を聞いてみると「それで1作目がまぐれじゃないことを証明する」と。
いわゆる商業映画デビューを先延ばしにして、黙々と孤独に準備を進める姿を僕は見ていました。そして『ケンとカズ』から8年後、彼は素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた。
最新映画『辰巳』は理屈を超えたモンスター級のパワーを放つ!必見。


『辰巳』は4月20日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。






(シネマカフェ編集部)
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