チェルシー、3−2でニューカッスルから白星奪取! 途中投入のムドリクが華麗なドリブルから決勝ゴール

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2024年03月12日 08:02  サッカーキング

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決勝弾をマークしたムドリク [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第28節が11日に行われ、チェルシーとニューカッスルが対戦した。

 ここまで27試合を消化したプレミアリーグで10勝6分10敗を記録し、勝ち点「36」の11位につけているチェルシー。今季は開幕から不安定な戦いを露呈しており、指揮官を務めるマウリシオ・ポチェッティーノ監督への風当たりも徐々に強くなりつつある。リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指すなか、イングランド代表FWラヒーム・スターリングなど主力選手を先発に起用。本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で白星獲得を狙う。

 試合は、立ち上がりの6分にチェルシーがスコアを動かす。最終ラインからビルドアップを行なってニューカッスルのプレスを打開。ボールを前進させ、右サイドでパスを受けたマロ・ギュストが縦突破から右足でクロスを送ると、相手のクリアボールがボックス手前で待つコール・パーマーのもとに。そのまま右足を振り抜き、ニコラス・ジャクソンがヒールで軌道を変えたボールはゴールイン。ホームのチェルシーが先制に成功した。

 以降は一進一退の攻防が続くなか、36分にアクシデントが発生する。右サイドでマルク・ククレジャとコンタクトしたアンソニー・ゴードンが、左足を抑えながらピッチに座り込んでしまう。メディカルスタッフとともに足の状態を確認したゴードンだったが、プレー続行は不可能となり、無念の負傷交代を余儀なくされた。

 背番号「10」を欠いたニューカッスルだったが、43分にエースがスコアを振り出しに戻す。チェルシー陣内で両者が交互にボールを奪い合うシーンが続き、インターセプトしたトレヴォ・チャロバーからブルーノ・ギマランイスが高い位置でボールを奪取。素早く前線のアレクサンデル・イサクに繋ぐと、マーカーのタイミングを外したコントロールショットを流し込み、貴重な同点弾を挙げた。

 一方のチェルシーも、前半アディショナルタイムに自陣深くでボールを奪い、ロングボール2本で最前線のN・ジャクソンにボールを供給。フリーの状態で裏に抜け出し、冷静に左足でネットを揺らしたものの、判定はオフサイドとなり得点は認められなかった。

 すると、同点で迎えた58分にチェルシーが勝ち越しに成功する。右サイドでのスローインからモイセス・カイセドがエンソ・フェルナンデスに繋ぎ、DFの間にポジションを取ったパーマーへと縦パスを差し込む。ターンで前を向いたパーマーが、相手の股下を通すグランダーのシュートをニアサイドに突き刺し、チェルシーが再びニューカッスルからリードを奪った。

 さらに直後の59分には、自陣深くの左サイドでボールを奪取したE・フェルナンデスが前線にフィードを蹴り込み、N・ジャクソンが逸らしたヘディングにスターリングが反応。持ち前のスピードを生かしてGKと1vs1の局面を迎えたが、シュートを放つまで時間がかかったことでDFが帰陣し、右足でゴールを狙ったもののカバーに入ったダン・バーンがライン上でブロックした。

 勢いに乗るチェルシーは、76分にもロングカウンターが炸裂。自陣でボールを奪ってN・ジャクソンに繋ぐと、そのままドリブルで左サイドを駆け上がる。ボックス左角まで運んでコナー・ギャラガーへのパスを選択すると、背後からスプリントしてきたミハイロ・ムドリクにスイッチする形でボールが渡る。スピードに乗ったムドリクは、細かいタッチでDF1枚とGKをかわし、落ち着いてゴールに流し込んで大きな追加点をマークした。

 終了間際の90分にはジェイコブ・マーフィーから豪快なシュートを叩き込まれたチェルシーだったが、最後までリードを守り切って試合は終了。3−2で勝利を収めた。次節、チェルシーはFAカップを挟んで30日にホームでバーンリーと対戦。ニューカッスルもFAカップを挟んで30日にホームでウェストハムと対戦する。

【スコア】
チェルシー 3−2 ニューカッスル

【得点者】
1−0 6分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)
1−1 43分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)
2−1 58分 コール・パーマー(チェルシー)
3−1 76分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)
3−2 90分 ジェイコブ・マーフィー(ニューカッスル)

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