1959年生まれの女性。58歳から正社員になり厚生年金を納めてます。70歳まで厚生年金を納めた場合、もらえる年金は増えますか?

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2024年03月16日 08:11  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、70歳まで厚生年金に加入した場合、年金は増えるのかについて、専門家が解説します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、70歳まで厚生年金に加入した場合、年金は増えるのかについてです。

Q:1959年生まれの女性です。58歳から正社員になり厚生年金を納めてます。70歳まで厚生年金を納めた場合、もらえる年金は増えるのでしょうか?

「1959年生まれの女性です。若い時は、扶養内でした。58歳から、正社員になり厚生年金を納めてます。今の仕事は、70歳まで働けるとのことです。70歳まで厚生年金を納めた場合、もらえる年金は増えるのでしょうか? 厚生年金を納めないほうがいいのでしょうか?」(リッツさん)

A:厚生年金に長く加入するほど将来もらえる老齢厚生年金額が増えます

厚生年金に加入すると、給与から厚生年金保険料が天引きされますので手取り収入が少なくなりますが、将来もらえる老齢厚生年金は増えることになります。

老齢厚生年金の受給額は、65歳時点で、それまでの厚生年金の加入記録に基づき計算されます。65歳以降も働きながら年金を受給している人の老齢厚生年金受給額は、毎年9月1日の在職定時改定時に当年8月までの厚生年金加入記録を基に再計算され、10月分(12月支給分)から再計算された受給額が反映されます。

現在は、人生100年時代といわれるほどの長寿社会ですので、できるだけ長く厚生年金に加入して老齢年金を多くもらえるようにしておくと、老後の年金生活が楽になりますよ。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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