第16回「既婚者が目指すべき、モテるおじさんってどんな人ですか?」

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2024年03月18日 02:30  ソーシャルトレンドニュース

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"第16回「既婚者が目指すべき、モテるおじさんってどんな人ですか?」"

チェリー誕生から8年。編集部平均年齢26歳で始めたこのサイトも、気づけばアラサーたちが運営するものに。「童貞をひきずっている」というコンセプトで始め、その志は変わらないし、相変わらずひきずり続けてはいるものの、編集長の霜田に至っては37歳。「オトナ童貞」が「大人」になるために、男女観をアップデートしなければ!
今回のテーマは、モテるおじさんについて。結婚して幸せな家庭も持ちたい、でもちょっとはモテたい。だったらどんなおじさんになるべきか、理想を語ります。

【編集部員プロフィール】
霜田(シモダ):1985年生まれ。一昨年結婚したがオトナ童貞性は健在。
菱山(ヒシヤマ):1991年生まれ。かつてビッチ女子大生名義で活動していた。双子の母。
小峰(コミネ):1991年生まれ。現在未婚のオトナ童貞。

モテるのは、いつだって「豪快おじさん」


霜田「お久しぶりです。前回の広末さん不倫騒動を取り上げた回から半年ほど経ってしまいました」


菱山「そんな前でしたか! というか、もう誰も広末さんのこと話していないですね。なんなら、鳥羽シェフもSNS活動をとっくに再開されているっぽいですし」


小峰「なんだか鳥羽さんって、少年漫画の主人公みたいなタイプですよね。サッカー一筋だった人生から、30代で料理の道に進み、腕一本でsioを大人気店にして、SNSでも人気者で、ビジネス界隈にも人脈があって、極めつけが広末さんと恋愛をするという……」


菱山「『友情・努力・勝利』の少年ジャンプ三原則を地で行っているというか」


小峰「『ルフィっぽい』という形容が正しいかもしれません」


霜田「そもそもベンチャー企業や代理店の界隈で例えられる ONE PIECEのキャラクターって僕たちと正反対! でも、そういう人が恋愛でもビジネスでも残っていくんだろうなという悔しさはあります」


菱山「なんででしょう。生き物として強いのかな」


小峰「すり減らなそうですもんね。なんだか、学生時代に『モテそうなおじさん』と思っていたのはリリー・フランキーさんみたいな『しっとり系おじさん』でしたが、今になってわかるのは、モテるのは、『豪快おじさん』であるということ」


霜田「結局、小学校の教室と変わらない構図!」


菱山「年を重ねたからこそ、豪快さがないとモテのチャンスはモノにできないんでしょう


霜田「たしかに、ビジネス的に成功している豪快なおじさんは、美女と付き合っていることも多いですよね。しかもいわゆる『イケおじ』ではないタイプでも」


菱山「年齢やルックスの差を乗り越えるのが、豪快さなのかも」


小峰「豪快おじさんは、場を掌握するパワーを持っているから、例えば飲み会でも主人公になれる。『オスとして一番強い』と女性から思ってもらいやすい構造を自分で作り上げているんですよ」


菱山「でも、豪快おじさんと恋愛している女性は、その豪快さに引っ張られているだけでおじさん本体には目が向いていない気がします。豪快おじさんがタイプって女性、あまり聞かなくないですか?」


小峰「たしかに。女性が豪快おじさんと恋愛するのって、流行りのスポットに行くノリだったりするんでしょうか……?」


菱山「そりゃだって、広末さんと付き合っていた豪快おじさんって、どんだけ楽しい人なの!? って気になりますもん。しかも豪快さを振りかざして自分より立場が下な若い女子を狙うのではなく、大女優という高みを狙ってゲットするって、すごいですよね」


小峰「人気アナウンサーやアイドルと結婚する経営者とかも、報道される写真から豪快おじさんの印象を受けます。そもそも、社会的にものすごいモテる女性と一緒に生活しようと思える胆力がやはりスゴイ」


霜田「我々オトナ童貞おじさんとしては、ビビっちゃって、飲み会で会っても話しかけるのに躊躇するくらいの感覚ですよね。『俺に見合わないかも』なんて感性だったら一緒に暮らせない」

女性も「豪快おばさん」を内包することで、恋愛の主導権を握れる


霜田「巡り巡っても『オスみ』がモテる世界なのだと痛感させられますね。これって、女性でも豪快さを持っていたら、ビジネスや恋愛で勝てるものなんですかね。菱山さんは自分の中の『オスみ』ってありますか?」


菱山「言われてみれば、いざという時は意識的に「豪快おばさん」っぽく振舞うようにしているかもしれません」


小峰「え、菱山さんから豪快おばさんっぽさを感じたことがないです。オトナ童貞からしたら豪快な人には本音って喋りにくいけど、これだけ話せているので……」


菱山「素の自分はオトナ童貞なんだと思います。ただ、恋愛で『ここは勝ちたい』みたいなときは、豪快おばさんを登場させる。下手に出て相手に合わせるのではなく、飲み会でも繊細なコミュニケーションをすっ飛ばしてこちらが場を掌握して飲み込む、みたいな」


霜田「恋愛では自分が主導権握っていたいということでしょうか」


菱山「そうですね。大人になってからは、相手に振り回されたくないと思うようになりました」

不倫防止策としても、豪快おばさんが登場


小峰「それは、結婚されてからもですか?」


菱山「結婚してからは、逆に他人と恋愛したくないから、自分の中の豪快おばさんを上手く使うことが多いかも。飲み会でも人からの好意や下心を受け取りたくないので、自分が場を掌握してしまう、みたいな」


霜田「なるほど。たしかに、不倫は家庭も壊すし、社会的信用もなくなる。リスクでしかないですから。独身だったら大事に育てていた恋愛要素に発展しそうなタネを、既婚者になってからは積極的に潰しに行く感覚になりました」


小峰「でも菱山さんも霜田さんも、結婚前は普通に恋愛していたじゃないですか。その欲望って結婚すればなくなるものですか?」


菱山「もちろん顔がタイプな人に出会うと、『おっ』と心は踊りますが、じゃあ恋愛に発展させようとは思わないですね。またイチからコミュニケーションをとって、信頼関係を構築して……という一連の作業が面倒くさすぎるし、犠牲が大きすぎる。しかも、私の顔のタイプは夫なので、どんな人も夫の下位互換になってしまうという(笑)」


小峰「素晴らしい話だ。タイプに勝るものはないですよね」


菱山「顔がタイプな人と結婚することが、一番の不倫対策な気がします。顔がタイプで信頼関係もできていたら、不倫する意味が1mmもなくなるので」


霜田「僕はまだそういたコミュニティはないのですが、子どものパパ・ママつながりで、誰かから逆に好かれてしまうみたいなことはないのでしょうか?」


菱山「一切ないですね。コミュニティを家族ぐるみにしているので、知っているパパさんはみんな夫の友だちだし、また逆も然りで。あと、ここでも豪快おばさんを出して『夫とラブラブだよ〜!』みたいな夫婦仲良いアピールを怠らないので。そこに他人が入る余地はないかな」

不倫は、されたくないものから「したくない」ものへ


霜田「なんだか不倫はもはや『されたくない』だけではなく『したくない』に変わりましたよね。でも、人間の欲は簡単には消えないわけじゃないですか。世間の人のそういった欲はどこに排出されるかが気になります」


小峰「既婚者合コンとかじゃないですか? 匿名開催や、仮面をつけて素顔を見せないものもあるらしいですよ」


菱山「後腐れなくワンナイトの相手を探す場になっているんですね」


小峰「『仮面をつける』という発想が中年っぽくて嫌ですよね(笑)」


霜田「たしかに(笑)。欲が排出されるのは、より匿名性が高い、深い場所になっていくんですね。芸能人だけではなく、我々のような小物一般人だったとしても、ネットに顔と名前を晒している以上、もうどこのコミュニティでも不倫なんてしたら一発で社会的に終わるようになっていくのかも」


菱山「もはや聖人君子として生きていくしかありませんよ(笑)」

豪快おじさん的モテではない、我々が目指すべき場所


小峰「そういう話を聞くと『結婚への道』という企画なのに、結婚することがどんどん怖くなってきたんですけど(笑)」


霜田「でもさ、やっぱり豪快おじさん的な倫理観度外視のモテを目指すのではなく、リリー・フランキーさんのしっとりおじさん的モテを目指していきたいよね。ラジオ番組とかでグラビアアイドルの方と共演して、オトナの下ネタで笑い合う……みたいな楽しさはありそうじゃん。しかも、リリーさんは多分実際には彼女たちと恋愛関係にはなっていないでしょ」


小峰「大人の遊びだな〜。紳士的な下ネタを言い合ってしっとりした雰囲気をたしなむ。これが結婚後の欲の吐き出し方の最適解な気がします。そして望ましいのは、その会にいる女性と男性の社会的なパワーバランスが均衡取れていることなんでしょうね」


菱山「『セックスしたい!』とは思わないですけど、そういう飲み会とかは参加したいですよね。例えば、真偽不明とされていますが、サッカー選手の伊藤純也さんが飲み会で女性たちに『三笘派、伊東派どっち?』と聞いて、女性たちが『三苫派〜!』って答えたという謎の報道があったじゃないですか。そこだけを切り取ると、こういう飲み会、めちゃくちゃ楽しそう! って思っちゃいましたよね。ちょっとした色気のある飲み会だけ切り取って参加したい欲はあるかも


小峰:「『やれたかも委員会(※)』みたいな夜を集めていきたいですよね」
(※吉田貴司による日本の恋愛コメディ漫画。「やれたかもしれない」思い出を語るオムニバス形式の作品。後に実写化。)


霜田「既婚者はもはや本当に“やってしまった”ら、後悔も生まれますもんね。やらないという美しい思い出を溜めていった先に、しっとりおじさんになれるんでしょうかね」


菱山「豪快おじさんになれない私たちに残された道は、それしかなさそうです」

ROAD 顔がタイプな人と結婚することが、一番の不倫対策。


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